1998年2月発売
Smashing Peaceful SoSmashing Peaceful So
まず、センスの良い、読みヅラい歌詞カードが意地でも詞を読みたくさせる。必死に読んでると、社会を取り巻く人間模様を裏の裏側までえぐったその内容に、いろいろと想像が膨らみ何度も読み返したくなる。サウンドも渇いた感じが冷たくて良い。芸術作品。
ラベンダー・ミストの女ラベンダー・ミストの女
ヴェテラン・ピアニストの味をタップリと楽しみたい向きにオススメなのがこの作品だ。ビバップ〜ハード・バップのスタイルを伝える名手ワイアンズがニューヨーク派の精鋭と吹き込んだトリオ作。円熟のピアニストだけにどの曲も安心して聴ける。
HEARTHEART
陰気なドラマでぐるぐる巻きにしてくれるスケールは大きくサウンドにはトゲがあり、歌はもちろんねばねばで歌詞の意味が歌いまわしで理解できるから見事だ。これはもちろんグラム・ロックでさすが岡野ハジメのプロデュースだ。騒々しさに深みも。
ホロウ・イヤーズホロウ・イヤーズ
米プログレ・ハードのツワ者の、アルバム『フォーリング・イントゥ・インフィニティ』から哀愁のバラード(1)をフィーチャーしたシングル。聴きものはやはり(5)(6)のライヴ・トラック。インプロヴィゼイションを得意とする彼ら、たとえそれがカップリング曲と言えども手抜き一切なし。お買い得の1枚だ。