1998年4月発売
ライムハウス・ブルースライムハウス・ブルース
録音は'69年でLPのリリースは'72年。『ジャンゴの思い出』と同じセッションからのセレクトだ。バーニー・ケッセルという系列違い(?)のギタリストと組んで、ステファン・グラッペリの演奏も時間を追うごとに熱の入ったものになってきて面白い。
ブルース・フォー・リネブルース・フォー・リネ
スペイン出身の盲目のピアニスト、72年作品。ファンにはまさに待望のリリースと言えるだろう。テテの魅力は、圧倒的なテクをメリハリのあるリズム感覚で嫌みなく聴かせてしまうところにある。そのブルース感もスペイン生まれだからこそのものかもしれない。★
エッセン・ジャズ・フェスティバルエッセン・ジャズ・フェスティバル
60年西ドイツで開かれたジャズ祭での実況盤。オスカー・ペティフォードの名義で紹介されるが、モダン・ジャズの開祖達によるトリオ演奏にはテクニックを超越した共感を呼び起こされる。後半4曲にはジャズ・テナーの大御所を迎え、より感動的な内容だ。