1998年7月23日発売
愛の言葉愛の言葉
ロマンティックな小品を中心とした長谷川陽子のベスト盤。大家の演奏を年代物のボルドー・ワインに譬えるなら、こちらはできたてのフレッシュなワイン。澱もなく、すっきりと軽やか。クセの少ない、万人に愛されるタイプだ。おおらかな音楽運びが心地よい。
ノー・ターニング・バックノー・ターニング・バック
リサ・スタンスフィールド、テイラー・デインなどとコラボレートしていたUK実力派ヴォーカリストの3年ぶりのセカンド・アルバム。シンプルなリズム・アレンジと透明感あるシンセ、サックスがクールに響くソウルフルなAORが堪能できる。
エグザイルエグザイル
昨年、ブラーのデーモンなどによりカヴァー・アルバムが作られたように、80年代に多大な影響を与えたゲイリーの新作。相変わらず孤独病なのね。でもなんて美しいのでしょう。これぞゲイリー! こんなに感動的なエレ・ポップもあるのです、若い皆さん!★
ファンク・オーヴァー・ロードファンク・オーヴァー・ロード
制作・出演
ウィル・ブールウェア / ジェリー・プレストン / ジャマール・トーマス / フレッド・ウェズリー / ブルーノ・スピート / メイシオ・パーカー / ロン・トゥーリー / ヴィンセント・ヘンリーメイシオといいダルファーといい、最近はファンキーなオジサンたちのアルバムがやたらと元気がいい! このアルバムもなんと彼のヴォーカルが大々的にフィーチャーされていて「小僧、ファンキーっていうのはこういうものだ!」とおっしゃってるようです?!
アンダー・ザ・レーダーアンダー・ザ・レーダー
3年ぶりの新作で、豪快なウネりの中に緻密なアレンジを聴かせる往年のフィートらしさを持つ曲がある反面、このバンドで演奏する必然性が感じられない曲があるのも事実。ニューオーリンズのリズムを下敷きにした7分を超える大作(13)が一番の聴きモノ。