1999年10月21日発売
渋谷の路上で歌う歌手として『トゥナイト2』でクローズアップされていたが、彼女からすれば何の狙いもなく歌いたいから歌っただけ。愛用のアコギをバックに歌う今回のシングルではスケール感と一緒に女ぷりも上がり、来年早々のアルバムも期待大。★
アイアン・メイデン復帰直後のソロ・ツアーを収録したライヴ盤。ギタリストのエイドリアン・スミスとのコラボレーション・ユニットだが、熱狂的なブラジルのヘヴィメタ・ファンに応える熱いヴォーカリゼーションは強烈。メイデン・ファンなら必聴の一枚ですね。
アメリカ西海岸のパンク・バンドの6作目。ストレートなビート主体のサウンドだが、メロディ・ラインはポップで親しみやすい。トラッドの旋律を取り入れた(5)やカントリー・フォーク調のが印象的。社会性/批評性が込められた歌詞にも注目を。
共同プロデューサーとして本多毅を迎えながらも、バンドが今まで以上に主導的になって製作されたサード・マキシ。“もろさ”と“確かな意志”を同時に感じさせる鈴木由紀子のヴォーカルを、濃密でテクニカルなバンド・グルーヴが支える。とてもいい関係だ。
それぞれに高い演奏のレベルは、クレジットをみるだけで明らか。日本基督教出版局による同名楽譜準拠ということでもあり、実用的(お手本)ニュアンスを多分に持っているのだろう。通して聴くためのディスクではないが、非常にまじめに作られているのは確か。
グニュウツール、初の海外(ロンドン)レコーディングの4枚目のアルバム。ニューウェイヴなデジタル・ロック・サウンドが本領の彼らだが、今回プライマル・スクリームなどを手がけているエンジニアを迎えたことによって、さらにテクノ色が強くなった。
近年、フレディ・コールとの共演でジャンルを超えた活動が話題となった青江三奈。最新シングル「しのび逢いそっと」から大ヒット曲「伊勢佐木町ブルース」など18曲を収録したベスト。
ピアノ・ヴァージョンを含む、彼女の4曲入りマキシ・シングル。最近はやりのクセの強い女性ヴォーカル調ではなく、いたって素直でソフトな歌声の持主だが、底から支えてくれるような、芯のある感を受ける。(2)や柔らかなピアノが、矢野顕子を彷彿させる。