1999年3月17日発売
スモーク・ディススモーク・ディス
ドッケンが今様ヘヴィ・ロックに接近したのは、実はあなたの仕業だったのですね……と言いたくなる音。スーパー・ギタリスト、ジョージ・リンチ率いるリンチ・モブの新路線は、露骨な程にモダン・ヘヴィ。なのにそれでもギターには哀愁味があるのだな。
ワーウィー・ゾーウィーワーウィー・ゾーウィー
自意識過剰気味のメタポップな話題作『クルーキッド・レイン』に続くサード・アルバム。「90年代型デッド」なんて声もあるルーズでダルな物腰は相変わらずだが、過去のポップの多様な意匠をストレートに再利用したサウンドは前作よりも直截的で外向的だ。
Sol PowerSol Power
デジ・ロックなどを使いグルーヴィに料理し直した曲もあり、ベスト盤というよりはリミックス集というないよう。おなじみのドライヴ感あふれる曲のほか、メロウな曲を集めてマイルド・サイドとしたあたり、必ずしもノリ一発だけでない最近の動向が表れるよう。
LIFE SIZELIFE SIZE
むちゃくちゃポップな声質! ジャケットにはゴツそうな男が描かれているけど、その印象と180度逆のハイ・トーンでポップな声が飛び出して驚く。このファースト・ミニ・アルバムは、ポップスのいいところだけを抽出した感じ。ネオ槇原敬之という感じがする。