音楽むすび | 1999年9月発売

最高の音で楽しむために！

日本を中心として韓国、北朝鮮など、在日2世の韓国人ならではの活動をしてきた彼女らしいアルバム。韓国歌曲と民謡、日本歌曲と童謡などという構成。線の太いしっかりした声質で、なかなか情熱的である。思いがそれだけ強いのだろう。訴える力を感じる。

手がちっちゃくてウクレレしか弾けないという、愛らしいシンガー。それ正解、ウクレレのふやけた響きが、邪気のまるでない彼女の声色と歌詞にぴったりくる。不思議ちゃんなところもあるが、自然体な音づくりのおかげで鼻につかない。素っぴんの可愛さ。

明るく楽しい、ケンタッキー出身の大ベテランNRBQが83年、ベアズヴィルに残した唯一の作品。エルヴィス・コステロが“アメリカ最高のバー・バンド”と絶賛したとか……。

エル・マロの曾田茂一プロデュースとセルフ・プロデュースを混在させたセカンド・アルバム。ブレイクビーツを取り入れながらも、基本的にはザラザラした純ロック・アルバムである。メロディに透明感を感じるところも大きな武器だろう。

Kiroroではピアノの金城綾乃、ソロとしてのミニ・アルバムは詩曲自作((6)のみ作曲は玉城千春)。ことさらなメッセージ的“がんばろう”じゃなくて、前向きに生きてる日々のキモチを♪にのせて、楽しそうに歌ってる。やさしい陽だまりみたいなポカポカ感が◎。