2000年3月発売
93年のソロ・デビュー曲からシングル曲を中心に構成されたベスト盤。さまざまな要素を貪欲に取り込みながらも、常に“ポップ”であった彼の軌跡を辿るにふさわしい1枚。初回盤は豪華絢爛。
熱い注目を浴びているジャーマン・エクスペリメンタル・ミュージック。こんなバンドまでフロアに使用されてるとはビックリ。でも本作は文句なしの名作です。お薦め。クラウス・シュルツも参加。
ジャーマン・ロックの雄アシュ・ラ・テンペルがクラウス・シュルツ脱退後の72年に発表したセカンド・アルバム。前作での重量級サウンドや独特の浮遊感を継承した続篇的な作品集だが、より聴きやすくなっている面もある。前作同様、耳で聴くドラッグです。
ジャーマン・ロックの重要盤を紹介する“ジャーマン・グルーヴ・コレクション”シリーズの一枚。LSD研究家として知られるティモシー・リアリーとのセッションによって制作された3作目で、深遠かつめくるめくる、悦楽のサウンド曼陀羅がひろがる。★
ジャーマン・プログレッシヴ・ロックの雄、73年発表の通算5作目となるアルバム。ちょっと開放系のアメリカのバンドを思わせる(1)をはじめ、おおらかだったりグルーヴィだったりするアメリカ的要素が本来のサイケさと溶け合っていたりするのが興味深い。
バンドとしてのアシュ・ラ・テンペルが解体、マニュエル・ゲッチングのソロ・ユニットとして始動した初の作品。ディレイ・ギターによるフレーズの反復が無機質かつ重層的に展開。アシュ・ラのみならず、あらゆるアンビエント/トランスの原点にして金字塔。★
ヴァレンシュタインとアシュ・ラ・テンペルの主要メンバーにクラウス・シュルツを加えたジャーマン・プログレ系セッション・グループが74年に発表したアルバム。あの時代の独特の雰囲気を濃厚に漂わせたSF感覚のトリップ・サウンドはヤバいほど洗脳的。
ディーター・ディークルス、マニュエル・ゴッチング(アシュ・ラ・テンペル)ら70年代独ロックの顔役に大御所クラウス・シュルツが加わった、ファン必携のセッション盤。メロトロンを駆使しての壮大なスペース・サウンドに涙する人も多いはず。
アシュ・ラ・テンペル、クラウス・シュルツらジャーマン・プログレの中枢人物が、70年代後半に行なったジャム・セッションを独自に編集した「コズミック・セッション」アルバムの第3弾。今のテクノのルーツと言うべきトリップ感は、まさに音のLSD。