2002年1月23日発売
ロマンスーフルート&ハープ名曲集ロマンスーフルート&ハープ名曲集
どこかで見たことのあるハンサム君と思ったら、スーパー木管五重奏アフラートゥスのリーダーでチェコ・フィルの首席フルートだった。手垢のついた名曲たちに、真っ向からストレートにアプローチして高感度大。ハープもきれい。でももう一歩の踏み込みを望む。
プロジェクト・シャングリラプロジェクト・シャングリラ
シンフォニック・ロックの大御所になりつつあるラナ・レーンのオリジナル6作目。ジョン・ウェットン、マーク・ボールズら豪華なゲスト陣を迎えた今作は、集大成というべき作品に仕上がっている。冒険心は見られないが、“らしさ”にあふれたドラマティックな一枚だ。
ワン・ライフ、ワン・ソウル [ベスト・オヴ・バラッズ+1]ワン・ライフ、ワン・ソウル [ベスト・オヴ・バラッズ+1]
ボン・ジョヴィ・タイプのスイス産良質ハードロック・バンドのベスト・バラード集。“バラード”という言葉の概念を覆すほどの、ヴァリエーション豊富な、涙腺を刺激して止まない珠玉の名曲がちりばめられている。幅広い層に聴いてほしい一枚。(18)は日本未発表曲。
レメディ・レーンレメディ・レーン
テーマが最も個人的になったがゆえ、死やセックスといった問題が至るところに散らばっているが、全体美にも配慮がなされた劇的な展開には陰の部分と折り合いをつけた力強さが窺える。曲がテクニカルなプログレッシヴ・ロックになるのも自然である。
『接触』『接触』
東京を拠点に活動する4人組の6曲入りミニ・アルバム。かき鳴らされる楽器の生々しい衝動と圧倒的な絶望感が入り混じった直情的なロックンロールが魅力。その勢いは、見てはいけないものを見てしまったような感覚か。一つ一つの音が強烈に危うさを訴える。