2002年12月4日発売
2002年全日本吹奏楽コンクール全国大会から、当盤は高校7校の演奏をライヴ録音。参加者や関係者のメモリアルとしての需要が中心だろうが、毎年聴いていくと、演奏のレベルや収録曲の変遷等から日本の吹奏楽界の推移が透けて見えてくるようで、興味深い。
義務教育のブラス・バンドから社会人まで……日本の吹奏楽のレベルの高さをしっかりと実感できるのが、2002年で50回を数えた全日本吹奏楽コンクールだ。高校編3のこのCDからも、“管”にかけた熱意とそのすばらしい技術が聴き取れる。
それこそ青春の日々をかけての演奏に対して失礼かもしれないが、なんのこだわりもなく楽しんで聴けた。どの演奏にも生命力があり輝きがある。非常にこなれたアレンジもいいし、オリジナル曲もありきたりではない。吹奏楽界に新しい黄金期が来ているのかも。
ジャイアント馬場が創設した全日本も30周年。それを記念した一枚。馬場を始め。全日本を彩ったヒーローたちーーファンクス、マスカラス、ハンセン、ブロディ、ブッチャー、鶴田、そして武藤まで。昔から楽曲としてクオリティの高さが窺い知れる。
今年還暦を迎える橋幸夫が、同世代に向けておくるニュー・シングル。津軽じょんがら三味線と和太鼓をフィーチャーし、北国の哀愁を歌った入魂の作品となっている。
ニトロ・マイクロフォン・アンダーグラウンドの中心メンバー、MACKA-CHINの幻の1stアルバムが再発。全国のヒップホップ・ファン垂涎のアイテムが新ジャケットで。
サンディー&ザ・サンセッツの久保田麻琴のプロジェクトBLUE ASIAのホテル三部作からセレクトされたリミックス盤が本作。ブラジル、マレーシア、タイなどワールド色強いトラックのなかに、竹笛などが交錯する、まさにごちゃ混ぜな内容。
テノーレ・レッジェーロの逸材として将来を嘱望されるシラグーザが来日の際に録音した12曲。流麗な喉とスリリングな高音を思う存分堪能できる。旋律の歌い回しに楽天的な甘さを感じる部分もあるが、伸び盛りの声を聴く喜びの前では些細な問題に過ぎない。