2002年4月27日発売
EverydayEveryday
その名の通り、映像的イメージを強烈に喚起させる音楽集団。編集的なサウンド・プロダクションと生演奏の融合は、最近のエレクトロニカ勢を彷佛させる。が、全体に漂うジャズ的エッセンスからは、たとえばトータスら音響派に通ずる部分も感じるだろう。
和楽園和楽園
いきなり尺八によるあのフレーズ(1)で何やら厳粛な空気に包まれてしまうが、ちょっとテンポが上がった(2)などはスンナリ耳に入ってくる。和楽器で洋楽を料理するというチャレンジは以前から行なわれてきたが、それがすでに無理筋ではない時代に入っていることを実感する。
19 BEST 春19 BEST 春
俗の裏ベスト扱いだが、自由度の大きいアルバムからの選曲である本作は青春賛歌だけではない19の音楽性を垣間見ることができる。緩い時間の中でほの暗さと光の両方を見せるポップ・ソングは、巧みなアレンジを伴いながら歌の純粋性を伝えている。