2002年6月発売
モノモノ
ロサンゼルス出身の過激な5人組のデビュー・アルバム。パンキーと一言でかたづけるには切迫感のありすぎるジョー・カーダモンのヴォーカルが突っ走る。ノイジィなサウンドそのままに、いかれた連中の様子は、エキストラ・データのビデオでも垣間見られる。
明日天気になあれ明日天気になあれ
(1)は永六輔作詩・小沢昭一作曲。(2)はご存じ(の向きも少なくなったか)西条八十の詞。戦前生まれにとって、童謡がどれくらい身体にしみ込んでいたか、としみじみ思いをはせる。“戦争”というものへの理屈を超えた嫌悪感を直截に表現し続ける姿勢に“疵”の深さを見る。
ザ・コールド・ホワイト・ライトザ・コールド・ホワイト・ライト
北欧メロディック・デスの原イメージ形成に大役を果たしたこのフィンランド産ベテランも、今では独自の叙情ヘヴィ・ロックの道を独り歩む孤高の存在に。2年ぶり7作めとなる本作もここしばらくの流れを継いで中速曲中心の作風。メロディの詫び寂びが良い。
アイコンズアイコンズ
米NJ産ラップ・グループ3年ぶりの5作目。異変を感じるのも当然、サウンドの要だったDJが脱退したのだから。が、MC二人は制作面にも積極的に関与、彼ららしいフックを聴かせつつ男っぽさも滲ませる。メソッドマン&レッドマンや姉貴分ラティファとの共演もあり。
シェイクスピアの時代のバラッド集 にくずくとしょうがシェイクスピアの時代のバラッド集 にくずくとしょうが