2002年6月発売
RAIN OF PAINRAIN OF PAIN
もうすっかり独自のサウンド・スタイルを確立した観のある富樫&DA PUMP。今回も曲調の違う3曲を並べておきながら、それを違和感なくスムーズに聴かせている。タイトル曲よりむしろ、シンプルなバッキングにISSAのヴォーカルが映える(2)(3)がよかった。
ピアノプレイハウスピアノプレイハウス
79年に東京で開催された二人のジョイント・コンサートの模様を収めたライヴ録音。二人とも、年齢的に60前後ということもあり、どちらも熟練の技は個性にあふれて味わい深いだけでなく、生気がみなぎっていて、彼らのピアニズムの真骨頂が堪能できる。リズム隊の好演も○。
アット・グッディ・クラブアット・グッディ・クラブ
淡いスピード感。癖のないのが玉にキズ。しかしこの美しい旋律家がもっとも輝くのはブルース・ナンバーというのがジャズ錬金術か。モンク・メドレーにはクラシックとブルース双方に揺れるシダーの心模様が聴き取れる。名手の異名高いが、案外ムラがある、大穴狙いでは。