2002年9月19日発売
コッポラ・ファミリー最後の刺客、長男のロマンの監督デビュー作は1960年代へのオマージュ映画。メロウが担当した音楽も文字通りメロウで60年代テイスト炸裂。ビートルズ風からビー・ジーズ風、オールド・ファンはけっこうニヤニヤしてしまうかも。面白い!
打ち込みによる冒頭曲に驚かされる彼らの新作は、完全無敵のポップ・アルバムだった第1作に比べ、少々地味になったかもしれない。が、聴けば聴くほど身体に馴染むような、程よく練られたアレンジが心地良い。大胆なストリングスの導入も聴きどころ。
メジャーの中のアングラという感じ。昔風にいえば無国籍でインナーな音楽。引きしめた後さらい余分なものを取り去ったあけすけな歌世界。エコーの薄さが自信の証し。これもジャズだと思ったほうがおもしろい。悲しい色彩がふんわり音に溶け込んでいます。
日本のダブ・オリジネイターとして活躍する、こだま和文の活動20周年記念アルバム。MUTE BEATから現在までのキャリアからセレクトされたベスト盤。UAや中納良恵(EGO-WRAPPIN')といったゲストにも注目。
87年にリリースされたBUCK-TICKのメジャー・デビュー・アルバムが、デジタル・リマスターで再登場。当時流行っていたビート・バンド的な音作りだが、その中にもキラリと光るセンスの片鱗がうかがえる。
元はインディーズからリリースされていたBUCK-TICKの初のアルバム。リミックスが施されているが、当時の荒削りな若々しさは十分に感じられる。本盤ではデジタル・リマスターでさらに鮮度アップ。
92年にリリースされたBUCK-TICKのベスト・アルバムが、デジタル・リマスターで再登場。ほとんどの曲に大幅なリメイクがなされており、オリジナル・アルバムの趣が強い作品。
93年にリリースされたアルバムが、デジタル・リマスターを施されて再登場。さらに重く暗くアグレッシヴに、独自の境地を突き進む彼らの姿が潔い作品。シニカルな櫻井の歌詞の世界にも注目。
95年にリリースされたアルバムが、デジタル・リマスターで再登場。難解なアレンジや歌詞、歪んだギターと、さらに深化していく内容に圧倒される作品。しかしチャートでは上位に登場する大衆性を持つところがさすが。
デビュー・シングル「バック・ヒア」は、『ビルボード』チャート13位を記録したBBマック。本作はアルバム『イントゥ・ユア・ヘッド』からの1stシングル。記録を塗り替えられるか?