2003年10月22日発売
ビ・バップ・ピアノの重鎮デューク・ジョーダンと富樫雅彦、井野信義からなるピアノ・トリオで、普段とは異なる音楽世界を展開した作品。(1)(2)(6)がジョーダンのオリジナル。富樫のフリー・スピリットに根差した多彩な表現が、相乗作用の中心を占めている。
世界の音楽シーンを一変させたファースト・アルバムから約2年ぶりの作品。より簡潔、より明快にバンドが出せる音だけを突き詰めた結果が結実。ポップ・センスは満開、シャープなギターの絡みはさらに輝きを増して5人の演奏は自信をうかがわせる。ファーストを凌ぐ好盤。
全米で話題のオーディション番組『アメリカン・アイドル』初代グランプリ、デビュー・シングル、アルバム共にNo.1に輝いたケリーの日本デビュー盤。ダイアン・ウォーレンをはじめ豪華作家陣が参加。
ジョー、ロス、ジノのヴァネリ三兄弟によるAORの代表的存在、ジノ・ヴァネリの81年発表の大ヒット・アルバムがリマスターで登場。「リヴィング・インサイド・マイセルフ」などヒット曲を収録。
10年も前のライヴだが、つい最近聴いた、あのコンサートでの素晴らしいキーシンの印象とほとんど変わらない。表現のスケールは大きく、決して浅くならない打鍵、あふれる情熱と磨き抜かれた音色、繊細な表情。ピアノ演奏の最良のお手本とも言うべきもの。
1枚目と2枚目とで録音日が違うが、これで1日分のコンサートだ。たぶんアンコールも同じだったろう。解説書に編集なしとあった。アンコールでは曲目を言っているアナウンスも入っている。前半のシューマンのソナタもいいけれど、小品がたまらなくチャーミング。★
1928年から57年までに、ホロヴィッツがRCAに残したショパンの録音を網羅したセット。ライヴやプライベート音源も含むが、当然すべてモノラル録音。ワザの冴えもさることながら、ピリピリした緊張感と振幅の大きな劇的表現はなんとも悪魔的。
バシュメットがBMGに残した名演を集めた2枚組のベスト・アルバム。彼のロマンティックな演奏が堪能できる。今やヴィオラ界の第一人者となった感のあるバシュメットだが、彼の演奏は、正統派というよりも、やはり個性的といった方がよいだろう。