2003年10月22日発売
7年ぶりのアルバムだが、ソフィスティケイトされ神経の行き届いたサウンドは相変わらず。彼が紡ぎだす言葉は広がりを感じさせる柔らかなメロディに乗って、日常生活の細かな心の襞をさり気なく描写しているようでいながら、その実、毛穴にしみ込むように絡みついてくる。
22歳の大阪出身ギタリストが率いるメタル・プロジェクトの正式デビュー作。やたら運動量の多いネオ・クラ様式ギターとアッパーな突撃リフで攻め立て、ひたすら大仰な音像が快楽を呼ぶ。ジャケのイラストはかの天野喜孝。幻想三昧、陶酔上等。怒濤のがぶり寄りをみせる顔見せ盤。
元ディランIIの大塚まさじが83年に結成していたバンドの未発表デモ音源6曲と、88年に自主盤LPとしてリリースされた音源5曲のカップリング。塩次伸二らとのラブ・コラージュ、長田和承らとの屋上のバンドともに、埋もれていたのが惜しまれる充実作。
83年10月に六本木ピットインで行なわれた西岡恭蔵とハーフムーン、大塚まさじとラブコラージュの二つのバンドによるジョイント・ライヴ盤の復刻。西岡&大塚のデュエットによる「プカプカ」「サーカスにはピエロが」も収録し、ほのぼのとしたなごみに包まれる。
クリスマス・アルバムの代わりになりそうな来日記念EP。シナトラがカヴァーしたことで知られる「ラック・ビー・ア・レディ」をビッグバンドで料理、スウィンギン・ロッキンにクリスマスで遊んだ未発表4曲を収録。寒い季節の街角にぴったりはまるセッツァーの甘い歌声も○。
2003年夏に行なわれた“星空のライヴ”の模様を収録したライヴ盤。シンプルなアコーステック・セットにより、彼女の伸びやかな歌声の魅力をあらためて実感することができる。「Everything」など、聴きなれたシングル曲の貴重なアコースティック・ヴァージョンが聴けるのも嬉しい。