2003年2月19日発売
バッハ:オルガン作品全集 第7巻バッハ:オルガン作品全集 第7巻
マリー=クレール・アランの3度目のバッハ・オルガン全集からの1枚。このアルバムにはバッハの晩年の作品が収められている。オランダのマルティン教会の(J.アーレントによって修復された)シュニットガー・オルガンの素朴な響きが心にしみる。
バッハ:オルガン作品全集 第5巻バッハ:オルガン作品全集 第5巻
アラン3度目のバッハ全集では、すべての曲が歴史的なオルガンで演奏されている。この第5巻で使われているジルバーマン・オルガンもすばらしい音色だ。バッハの青年時代の輝かしさと、コラールに聴かれる深々とした響きに時間を忘れて聴き入ってしまう。
ベルリオーズ:ファウストの劫罰ベルリオーズ:ファウストの劫罰
劇的物語「ファウストの劫罰」はベルリオーズ40代の力作で、オペラを志向した2時間にも及ぶ大作。何より独唱陣が素晴らしい。オケにしても大胆な管弦楽法の妙を丹念に描き出している印象。ベルリオーズ生誕200年目にあたる2003年にうってつけの熱演である。★
ベルリオーズ 歌劇≪ベアトリスとベネディクト≫ベルリオーズ 歌劇≪ベアトリスとベネディクト≫
制作・出演
シルヴィア・マクネアー / ジャン=リュック・ヴィアラ / ジョン・ネルソン / ジル・カシュマイユ / スーザン・グラハム / ベルリオーズ / リヨン国立歌劇場合唱団 / リヨン国立歌劇場管弦楽団デュティユー:交響曲第2番 他デュティユー:交響曲第2番 他
技法はモダンながら、むしろフランス近代のなめらかでゆらり色香漂うソノリティを受け継ぎ、とりどりの響きを色鮮やかに変幻させて感覚的快感を創るデュティユーの音楽。サラステは、コクやアクを避け、さらり透明に音を動かしてその快のツボを捕まえている。
バッハ:オルガン作品全集 第3巻バッハ:オルガン作品全集 第3巻
アラン3度目の全集からの分売。アランらしく、レジストレイションを駆使し、フライベルクのジルバーマン・オルガンから多彩な響きを引き出している(たとえばBWV767などナイマンのサックスを想い出すほど)。音楽とは無関係だがブックレットの印刷が薄いのは減点。