2003年6月発売
眠レナイ夜ハ眠ラナイ夢ヲ眠レナイ夜ハ眠ラナイ夢ヲ
その古風なカタカナ使いのタイトルに反して、「眠レナイ夜ハ眠ラナイ夢ヲ」の歌詞はごく普通の文体。一方「浮雲」の歌詞は思い切り古風な言葉や表現を使っている。が、彼女の歌い方が素朴なので、あまり変なひっかかりはない。2曲とも自然に聴ける。
御訛り御訛り
ギターの流しをしているところをスカウトされてデビュー、今やラジオ番組のパーソナリティも担当しているシンガーの20周年記念アルバムは、名曲の数々を方言でカヴァー。まるで耳触りが違うのに驚く。伸びやかなヴォーカルが心地よく、“癒し系”と謳うのも納得。
THEATRE BROOKTHEATRE BROOK
5枚目にしてバンド名をタイトルに冠したことからも気合が窺える3年ぶりの新作。焼けつくような佐藤泰司の歌声、うなるギターにデジタル・ビート。あふれかえる野生の男気の中に独自の哲学があり、宗教観がある。まさにTHEATRE BROOK入魂の一作。
ISLAND IN THE STREAM The Special Selection of Herb OhtaISLAND IN THE STREAM The Special Selection of Herb Ohta
JuneJune
大橋純子の唄の巧さを味わえるミニ・アルバム。彼女のファンの主流である中年層には、体力的にもこれくらいのボリュームが適当。ちょっと退き気味の位置から柔らかく唄いかけてくるから、オジ&オバも安心して唄の世界に同化できる。若い心を持ち続けている大人向け。