2003年7月発売
仏人ギタリストによるシンフォニック・メタル・プロジェクト/バンドのセカンド。壮大なるスケールで構築された楽曲群は、クラシカルな側面を持ちながらも、ヘヴィかつアグレッシヴなテイストもドラマティックに活かされており、その完成度は目を見張る。★
“キングス・オブ・メタル”と呼ばれるカルトな米産バンド、マノウォーにかつて在籍していたギタリストのカムバック作。男臭い重厚感を下敷きにしながらも、80年代メタルの王道を貫く楽曲は総じてメロディアス。随所で聴けるギター速弾きも気合い十分だ。
英メロディック・ハードの人気バンド、テンのシンガーを中心としたオペラ・プロジェクトの第1章。ダニー・ヴォーン、ラナ・レーンら芸達者なゲスト陣を招き、壮大かつ躍動感に満ちたロック・オペラを構築、手堅い作品に仕上げている。続編はいかに!?
より疾走感が爽快な99年の2ndアルバムにボーナス・トラックを大量収録した再発盤。日本盤とは内容が異なる英国盤の収録曲を中心にさまざまなヴァージョンなどが盛りだくさん。
卍家タケコ、サカサイツトム、山昌平からなるユニットの処女航海フル・アルバム。ソウル・ミュージックとロックをミックスし、アンダーグラウンドというスパイスを利かせた感じ。情念を感じさせるようなつぶやき、叫び、スウィングするタケコのヴォーカルが印象的。
下北沢を拠点とするメロディアス轟音ロック・バンドの1stアルバム。ライヴ会場で2000枚のデモCDが完売するなど異例の新人である彼ら。先行シングル「蝉音 遠けれど」を含む6曲入り。
谷川俊太郎・武満徹作の反戦歌の名作(1)が2003年に甦った。“戦争”が単なる言葉として日常に埋没しているなか、メッセージとしての“唄”がどのようにその心を伝播していくかを沢知恵の唄声は問いかけている。内向きの小市民的メッセージが氾濫する日本の現状に辛味を一滴。
いのちの大切さと生きていることの素晴らしさをテーマにした3曲を収録。しじみやマリモの気持ちになってみたり、空とカラをシャレたりと、童話風ストーリーに擬人化やユーモアでニッコリさせてくれながら、小さないのちにも心通わせてと優しく歌いかけてくれる。
女性ヴォーカリスト、男性ラッパー、DJから構成されるヒップホップ系ユニットのデビュー・シングル。音数を抑えたミドル・テンポのバック・トラックを持った表題曲は、少女っぽい印象のメロディ・ラインとファットなビートを感じさせるラップが一体化したナンバー。