音楽むすび | 2003年9月25日発売

津軽三味線の澤田勝成は津軽三味線グループ“KAI”と伝統曲に根ざしたパワフルな演奏を展開する。セッション・ユニット“aja〜彩〜”との演奏では、津軽の枠を越えて遥か彼方の地平まで飛び、ピアノや二胡などを交えた編成の演奏・唄で新たな民謡を作ろうとしている。

ドイツの激烈メタラーの第5作。デス・メタル寄りスラッシュ・メタルの王道を行くファスト&アグレッシヴな楽曲群は、大先輩であるアメリカのスレイヤーからの影響を強く感じさせる。日本盤ボーナス・トラックであるメタリカのカヴァーも突進しまくりだ。

きっちりとした楷書体の演奏に慣れた耳には、とくに最初のモーツァルトなど、いささか面食らう人がいるかもしれない。それはこと近藤のソロに著しいが、草書体と言うのか即興的と言うのか、とにかく多彩で濃厚な表情付けやテンポの揺らしがユニークだ。

スウェーデンの新人5人組によるデビュー作。ノッケからハイパーなサウンドはリフ中心のスラッシュ・メタル。時折、アイアン・メイデン風のツイン・リードのユニゾンも披露、その意味では王道メタルの本質を持ったコアなバンドの登場といえるだろう。

デビュー以来30余年、通算15枚目となる、ヒゲとサングラスでおなじみのトリオ。シンプルでヘヴィなハード・ロックに聴こえるが、そこここに仕掛けられたスワンプな音遣いとラテン文学的屈折の展開にコクがある。小さい小屋で見るとカッコイイだろな。