音楽むすび | 2003年9月発売

元ブレイク・ベイビーズのジュリアナ・ハットフィールドを中心に結成されたガールズ・トリオのデビュー作。シンプル&ストレートなバンド・サウンドでロック、カントリー、ソウルなどをポップに聴かせるが、ジュリアナの爽やかでキュートな魅力は不変だ。

ヴァン・ヘイレン時代の偉業とつかず離れずのデイヴが5年ぶりに発表したソロ作品。華々しき時代のニックネームをタイトルに冠してはいるが、その内容はいい具合いに枯れたグッド・タイムズ・ロックンロール。音楽趣味は昔から老成していたので、老けた感じはしない。

大作アルバム『エレメンツ』の後編となる『エレメンツ・パート2』からの先行シングル・カットはメロディックなメタル・チューン。ライヴ音源も収録している。

デス・メタル・シーンの帝王、モービッド・エンジェルの約2年ぶり、通算8枚目のニュー・アルバム。多くの後輩バンドからリスペクトを受ける、暴虐爆音サウンドを展開。

2000年、オーチャード・ホールでのライヴ。つかみはバッチリ分かりやすく、バラード系では余人の追随を許さない余裕と説得力。涙もんの「雲」や「マイ・フーリッシュ・ハート」。30年以上リーダー的存在であり続けるグループの世界に感嘆するのみ。★

今年4月に亡くなってから、急にこの才能にスポットが当てられ、以前の録音が続々と登場しているのは、なんと皮肉なことか。溌剌とした自然な音楽の運びからは、音楽への愛と喜びがあふれだす。端正な音楽作りには気品さえ漂う。今一度、生演奏を聴きたかった。★

ランナウェイズ時代から一貫して、ロックンロールを貫き続けるジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ。本作は、セックス・ピストルズのメンバーも参加した81年発表のデビュー・アルバム。