2004年1月発売
オモチャ感覚で聴かせる電子音楽家の草分けとしてカルト人気を誇るブルース・ハークの69年作が奇跡のCD化。ほとんど現在進行形の音楽かと見紛うほどそのコラージュ感覚は驚くほど斬新でしかもポップ。オリジナルは高価で手が出なかった人はぜひ。
英国の文豪、チャールズ・ディケンズの『クリスマス・キャロル』を下敷きにしたコンセプト作(76年)。ディメンション5からのラスト・アルバム(通算11枚目)で、電子楽器を用いたチープでキッチュ、そしてどこかで間違ったミュージカル作、そんな雰囲気が楽しい。
24歳の若手演歌歌手、永井裕子の「哀愁桟橋」「菜の花情歌」に続くシングル。作品を発表するごとに少しずつ大人っぽくなっていく彼女の魅力を堪能できる新曲で、カラオケ・ファンにもお薦め。
前作「夜叉の河」で女の情念を歌い一段とスケール・アップした夏木綾子のマキシ。今回は打って変わって明るい春の温もりを感じさせる楽曲となった。ほのぼのとした親しみやい曲調でカラオケでも歌いやすい。
2003年に行なわれた“走れ!歌謡曲35周年スペシャル 輝け!歌謡曲”でグランプリを受賞した期待の新人のデビュー・シングル。張りのある伸びやかな声と高い歌唱力は新人とは思えない。
富山県平村で開催された“はぐれコキリコのど自慢大会”で優勝した、富山県氷見市出身の元氷見永芳閣の板長・平あつお(46歳)。作詞家聖川勇の目にとまった彼のマキシは海の男の熱い演歌となっている。
リード曲は『夢幻泡影』からの先行カットとなる美メロ快走曲。そして目玉は“和”“妖怪”“メタル”という彼らの個性をすべて詰め込んで狂騒でかき回したかの、彼ら以外に誰もやれそうにないアルバム未収録曲「狸囃子」だ。黒猫の珍しい歌いまわしが聴けるマニア必携盤。
ウェールズ出身の期待のロック・バンドのデビュー・アルバム。レコーディング直後に初代ドラマーが急死するという不幸を乗り越えての発売で、初期U2を彷彿とさせるサウンドが美しい。
「マタドール」はその“闘牛士”という意味通り、スパニッシュな作品。スペインの情熱的なムードいっぱいの、セクシャルな作品。一転「マイソング」は、淡いテイストのラブ・ソング。濃淡はっきりした2作品に「マタドール」の英語版が加えられた。
製薬会社のCMで流れていたバラード(2)のヒットで知られる3人組のベスト・アルバム。映画『GO』の主題歌(1)やTVアニメ『ワンピース』のエンディング・テーマ(3)などシングル曲を中心に収録。ボーナス・トラック(14)はチューリップの名曲を直球カヴァー。