2004年9月発売
72年発表のCBS移籍第1弾で、通算3作目。マイルス・デイヴィスやブレッドのカヴァーなども収録され、従来のソウル・グループにはない独特のファンク・フィーリングが横溢するアルバムだ。
前作の流れを踏襲しつつも、ヴォーカルを全面に押し出し、より洗練させた音づくりを試みた通算4作目(73年発表)。アフロ=ラテンのリズムを導入し、EW&Fの方向性を決定付けた傑作といえる。
大ヒット作『暗黒への挑戦』に続く本作は、EW&F初のライヴ+スタジオ録音によるアルバム(75年発表)。彼らの音楽シーンにおける位置を確立した記念碑的ライヴ・パフォーマンスが味わえる。
74年発表の通算5作目。ソウルのスーパー・グループとなるアースの第一歩といえるヒット・アルバムで、ジャズ・ファンクの要素を色濃く取り入れた、モーリス・ホワイトの自信みなぎる傑作だ。
『黙示録』から1年半ぶりに発表された80年作品で、当時はLP2枚組で発売された。「世界で最も楽しいヴァイブレーションは微笑みの波動だ」というコンセプトに基づく、70分にも及ぶ大作。
EW&Fのリード・ヴォーカリスト、フィリップ・ベイリーが、フィル・コリンズのプロデュースで発表したソロ・アルバム(84年作)。2人の共演曲「イージー・ラバー」をはじめ、ポップな佳曲揃い。
EW&Fのリーダー、モーリス・ホワイトの初ソロ・アルバム(85年作)。モーリスがヴォーカリストとしてのスタートをきったといえるアルバムで、珠玉のバラード「アイー・ニード・ユー」は最高。
73〜83年というEW&Fの黄金時代のヒット曲を余すことなく収録した、全34曲入りの2枚組ベスト・アルバム。ファンはもちろん、EW&Fビギナーにも、これさえあれば大丈夫な決定版だ。
フェニックス・ホーンとの決別により、新たに創造されたEW&F流ダンス・ミュージックを展開する、エレクトリック・テイストの意欲作(83年作品)。いかにも80年代らしいサウンドが魅力。
2004年7月発売に続くミニ・アルバム第2弾。前作が、かなり硬派だったのに対し、本作はフェミニンな歌詞や、ポップな曲調が印象的。大きく異なる2作でも、巻き舌風の日本語でリスナーを煽情していくロック・スタイルは共通しており、もはや唯一無二の魅力だろう。
真心ブラザーズのデビュー15周年を祝したカヴァー・アルバム。忌野清志郎、奥田民生、スネオヘアー、東京スカパラダイスオーケストラ、PUFFYほか豪華アーティスト参加の話題盤だ。
バンド名はややファンシーだが、音楽性はかなり清々しく魅力的な三人組のデビュー盤。ツイン・ギター&ヴォーカルという編成は、曲そのものの味わいをダイレクトに伝えていて予想以上の聴き応え。女性メイン・ヴォーカルの豊かな表現力にも注目したい。