2005年1月26日発売
「夢の花」「コバルトブルー」と成長著しいシングルを放ち続けているTHE BACK HORN。今作は限りなく美しいバラード・ソング。初めてオーケストラが参加し、その音世界はより広がりを見せている。
パッと聴くと、単なる古典的なロックンロール・ギターのリフ。それが古臭く聴こえないのは、乾いた情感のメロディと絶妙なコーラス、ノラ・ジョーンズなどを手がけたテッド・ジェンセンのミックスなど、考え抜かれたプロダクションのおかげ。着実に進化してる。
自律心を備えたボーイ・ソプラノとでも言おうか。ソフトな印象でありながら、一本筋の通った高音がすばらしい。この朴訥な無垢な強さのなかに、女性ソプラノには絶対に出せないゆるやかな癒しのチカラを秘めている。2005年3月発売のフル・アルバムに大期待。
歌詞にフレンチ・クレオールを多用している事実ひとつとっても、ルーツであるハイチにこだわる姿勢は明白。と同時に、安いシンセの音をあえてちりばめ、カリビアン・リズムの気さくさをアピールしているあたりがこの人らしい。気負いのない意欲が伝わる。
大ベテラン・シンガー、ロニー・ジェイムズ・ディオ率いるメタル・バンドの第10作。ヘヴィ・リフ主体のナンバーもあるが、ドラマティックな曲想は、むしろ伝統的なハード・ロックの様式美に則ったものが多く、説得力に満ちたロニーの歌唱もまさに不変だ。
AORファンに根強い人気を誇るエアプレイのヴォーカリスト、トミー・ファンダバークの、ファン待望のソロ名義アルバム。スムースかつメロディックなサウンドと、あの声が存分に堪能できるアルバムだ。
正統派の王道ハード・ロックで話題となった『クラウドブレイカー』に続くスウェデイッシュ・バンドの2ndアルバム。本作でもまさに直球、よりエネルギッシュとなったハード・サウンドを聴かせてくれる。
『テニスの王子様』の越前リョーマ役や、『魔法先生ネギま!』の雪広あやか役などで活躍する皆川純子の3rdシングル。本作は、ライヴを意識したパワフルでポップな彼女の新しい顔が覗ける意欲作。
一途で切ない女心を歌った艶歌演歌「しのび傘」に続く、久しぶりの鏡五郎のシングル。今回は五郎節の真髄、浪花の人情ど演歌。カップリングの「会津街道ふたり旅」は弟子である新人・二条さゆりとのデュエットだ。