2005年10月26日発売
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第1巻 ソナタ第1番ー第4番ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ集 第1巻 ソナタ第1番ー第4番
アンドラーシュ・シフが新たに開始したベートーヴェン・ツィクルスの第1弾。最初の4つのソナタを収録。古典派らしい歯切れの良さとベートーヴェンらしい重みがうまくミックスされている。シフの考え抜かれた解釈が音として丁寧に実現されている。
ショパン:夜想曲全集ショパン:夜想曲全集
1999年のショパン・アルバムから、6年ぶりとなるショパンの夜想曲集。生前に出版された、いわば作曲者の承認済みの作品19曲だけを録音している。感傷に流れない、夜想曲本来の姿がここにある。
シベリウス:交響曲全集シベリウス:交響曲全集
ヤルヴィ2度目の全集。ほの暗く淡い色彩のシベリウスではなく、輪郭をむしろ明確に描き、濃い色彩、力強く前向きな要素を全面に出した演奏である。たとえば、難解と言われる第4番などは、良い意味でわかりやすい音楽に変わっている。第3番も非常に生き生きとしているが、場違いにならないのは指揮者、オーケストラともどもシベリウスの響きが染みついているからであろう。第2番も非常に流麗で明るい演奏。特にシベリウスの交響曲が苦手の人には試してみる価値はありそうだ。年代等ばらつきはあるが、音質は均質。
リュミエールリュミエール
デッカ移籍後の2枚目のアルバム。初めてのフランス作品集だが、彼女はフランスとも縁が深く、今までなかったのが不思議なくらい。指のコントロールが抜群で、多彩な音色、ニュアンスを作り出し、繊細さや淡い色合い、微妙なリズムの移ろいなど、まことに美しい。★
ウェーバー:歌劇≪オベロン≫ウェーバー:歌劇≪オベロン≫
20世紀の巨匠シリーズ::R.シュトラウス:≪ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯≫≪ドン・ファン≫≪ばらの騎士≫から2つのワルツ20世紀の巨匠シリーズ::R.シュトラウス:≪ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯≫≪ドン・ファン≫≪ばらの騎士≫から2つのワルツ
最高の音で楽しむために!
どこかで聴いたクラシック ヴァイオリン名曲ベスト101どこかで聴いたクラシック ヴァイオリン名曲ベスト101
おなじみの企画ながら、本作の売りはデッカのレーベル力。ヴァイオリンが主役の企画だけに、曲は全曲だったり抜粋だったりだが、基本的な“聴きどころ重視”のカンどころは外さない。質実剛健な感じのブックレットも、クラシック・ファンにはお馴染みの色合い。