2005年10月発売
オール・オブ・アンブロウズ・シューオール・オブ・アンブロウズ・シュー
韓国、台湾など、アジア圏の音楽の進歩の凄まじさに驚かされる昨今だが、また台湾のシンガーが日本デビュー。台湾のドラマ『ラベンダー』で日本でも人気が出た彼だが、もともとは歌手志望だそう。本作ではバラード中心でスウィート・ヴォイスを披露。
グライド・イン・ブルーグライド・イン・ブルー
岡安芳明が絶賛する佐々木は、知る人ぞ知るハモンド・オルガンの名手。ライヴ活動が少なく、一般には無名だが、同業者から一目置かれてきた。岡安の肝煎りで実現したこのリーダー作では、ジミー・スミスとケニー・バレルの共演を思わせるブルージィな演奏を満喫できる。
毎日アドベンチャー毎日アドベンチャー
(1)はTVアニメ『メルヘヴン』のエンディング・テーマ。ポップ・ロックの乗りのよさに三人の唄声が巧くハマッている。(2)は島唄風でこれまたいい感じ。ガール島唄です。クリスマス曲(3)も彼女たちのキャラクターを生かした仕上がり。面白く聴ける一枚。
ボディ・アンド・ソウルボディ・アンド・ソウル
発売元
株式会社ポニーキャニオン今作録音時に83歳。1940年代から活動するベテランである。内容は良い意味で老成されており、スウィンギーなジャズの良さを再認識させてくれる好盤に仕上がっている。時代遅れと思わせないのは、歌うようなフレーズと澄んだ音色のおかげだ。
ラティーノラティーノ
ラテン・アメリカ出身の演奏家で結成されたピアノ・トリオ。それも三人とも、米国音楽シーンで引く手あまたの実力者たちだ。本作ではさまざまなラテンの国々の名曲が演奏されるが、彼らラティーノならではのリズム感覚が息づき、何とも新鮮。すこぶる個性的なジャズ。