2005年11月23日発売
発売元
株式会社ハピネットよく知られたスタンダードをいま風のクラブ・ミュージックに仕立てた作品。リズムやサウンドに工夫があって、試みとしては面白い。ありきたりのジャズにうんざりしているひと、あるいはジャズは難しいというイメージを抱いているひとにお奨めだ。
(1)の藤田まさとの詞、(2)の久保田万太郎の詞に、昭和の前半までは確実に江戸の名残の粋が存在していたとわかる。お座敷という日本人の価値観(生き方)に大きな影響を与えた場がなくなってから、野暮が幅をきかせる世界になったと痛感。
2003年にデビューして早くもこれが第4作。ニューヨークのクラブ、SMOKEにおける初のライヴ録音だが、いつも通りの伸び伸びとしたプレイ。ライヴとあって演奏時間が長く、7曲中6曲が8分を越える。これぞビ・バップという熱演。唯一、自作曲なしなのがちょっぴり残念。
キリンジ兄、堀込高樹のファースト・ソロ作。再生ボタンを押すやいなや、ドリーミィな空想世界に引きずりこまれる。透明な歌声と美しいメロディのなか、ちらり垣間見える毒味は大人の色香。時をふいにゆるやかにする魔法のシティ・ポップに酔いましょう。★
あいかわらずの“王子”面目躍如! そんな“王子”の渋さと若さに浸ることができるこの活きのいいアルバムで、日本有線大賞を3年連続で受賞した「面影の都」をメインに絶好調をつづける氷川きよしの“いま”を堪能させてくれる12曲の演歌が聴ける。
デビュー30周年を記念しての2枚組ベスト・アルバム。1枚目にはヒット曲をはじめ、近年発表されたシングル・タイトル曲5曲を収録したシングル・ベスト。2枚目にはライヴでも人気のカヴァー楽曲を収録。
アメリカン・アニメ『トムとジェリー』の主題歌をはじめとしたドラマ主題歌やCMソングなどなど、昭和の冗談音楽の第一人者の作品を一挙に収録した作品集。大滝詠一、鈴木慶一、永六輔らの解説も読み応え満点。