2005年5月21日発売
夏が来る夏が来る
古いレコードを聴いているようなギターの歪み、独特のテンポ感、いつの間にか耳になじむヴォーカル。もともと村上龍“Little Boy”展のために制作されたという(2)(3)も含め、まったりしているようで、実は心地よくはまってしまう音のワナがいっぱいだ。★
旅旅
全体的に、まったりした世界。シンプルなサウンドに朴訥なヴォーカル、キラキラとはじけた世界でもなければ、さわやかに澄みわたったような世界でもなく、まどろみの中にいるような空気感。それこそがトリップ感覚なのかもしれない。
ライヴ・アット・ザ・グラナダ・シアターライヴ・アット・ザ・グラナダ・シアター
惜しくも2005年3月に解散を発表してしまった愛すべき4人組。今後、アメリカ独立記念日に行なわれるギグを目処に活動を停止してしまう彼らが、結成10周年を記念して行なったライヴを音源化。ベスト・アルバムとしても手元に置いておきたい作品だ。
シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 管弦楽のない協奏曲 クライスレリアーナ 他シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 管弦楽のない協奏曲 クライスレリアーナ 他
響きが切り立ってピアニスティックに情動を沸き立たせる形ではない。音色のきらめきを抑え、キメを、ふ、と抜いて音との距離を作ることで想いの行方を聴き手に預け、浪漫世界にじっくり誘い込む。あえて初版を使うなど、語り部ポリーニを印象づける練達の熟演。
『ベン・ハー』〜ミクロス・ローザによる3つの合唱組曲 『ベン・ハー』『クォ・ヴァディス』『キング・オブ・キングス』からの新曲『ベン・ハー』〜ミクロス・ローザによる3つの合唱組曲 『ベン・ハー』『クォ・ヴァディス』『キング・オブ・キングス』からの新曲
LIFE 〜本田美奈子.プレミアムベスト〜LIFE 〜本田美奈子.プレミアムベスト〜
ポップ・アイドルからミュージカル・スター、そしてプリマドンナへ〜本田美奈子20年の軌跡を、本人自らのセレクトによる16曲でたどるベスト・アルバムだ。あらためて気づくのは彼女の歌声のなかにある強靱さ。だからこそいまも戦い続ける彼女があるのだろう。