2005年5月25日発売
意味のないものには意味がある意味のないものには意味がある
戸川純バンドや大文字でも活動する音楽王、ホッピー神山のソロ・アルバム。2枚組全編75分のボリュームで、あらゆるジャンルの音楽を攪拌したようなシンフォニックなサウンドを聴かせる。彼が敬愛するフランク・ザッパの遺志を継ぐような渾身の大作。
ゆうれい船長がハナシてくれたことゆうれい船長がハナシてくれたこと
中村達也のドラムを前面に押し出し完全に既存のポップ・ミュージックの雛形を離れた、セッション性の強いインストゥルメンタルでありながら、驚くほどポップな作品だ。TOKIEや會田茂一といった個性的なメンバーがイキイキと演奏しているのが分かる。
林家たい平落語集 たい平よくできました2林家たい平落語集 たい平よくできました2
多芸の実力派。滑舌が良くて、人情味ある話しぶりに、師匠こん平譲りの“ケレン味”少々。古典の大ネタ二題に加え、定評のあるマクラを三本収録。落語になじみの薄い観客にも面白味を届かせようと奮闘しているし、ジングル挿入などの工夫も利いている。
J.S.バッハ:3声のシンフォニア/ヘンデル:組曲 第9番 ト短調/クレプス:パルティータ 第2番 変ロ長調J.S.バッハ:3声のシンフォニア/ヘンデル:組曲 第9番 ト短調/クレプス:パルティータ 第2番 変ロ長調
ロシア・ピアニズム名盤選 23::モーツァルト:ロンド イ短調 K.511/幻想曲 ハ短調 K.475/ソナタ ハ短調 K.457ロシア・ピアニズム名盤選 23::モーツァルト:ロンド イ短調 K.511/幻想曲 ハ短調 K.475/ソナタ ハ短調 K.457
こういう演奏を聴くと、来日直前での逝去がほんとうに惜しまれる。ロマンティックだが、きわめて堅固な造形を保って、明確な輪郭を持つ。硬軟、強弱の幅が広く、ニュアンスに富み、スケールの大きな演奏を聴かせる。録音は良くないけれど、彼の音楽を損なうほどではない。
ロシア・ピアニズム名盤選 24::シューマン:トッカータ 作品7/幻想曲ハ長調 作品17/ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22/プレスト ト短調ロシア・ピアニズム名盤選 24::シューマン:トッカータ 作品7/幻想曲ハ長調 作品17/ピアノ・ソナタ 第2番 ト短調 作品22/プレスト ト短調
最高の音で楽しむために!
ロシア・ピアニズム名盤選 25::ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 作品5/ウェーバー:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 作品24、華麗なるロンド作品62ロシア・ピアニズム名盤選 25::ブラームス:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 作品5/ウェーバー:ピアノ・ソナタ 第1番 ハ長調 作品24、華麗なるロンド作品62
ロシア・ピアニズム名盤選 26::リスト:ローレライ、メフィスト・ワルツ 第1番、エステ荘の噴水/ラヴェル:水の戯れ、クープランの墓/フランク:前奏曲、フーガと変奏 作品18ロシア・ピアニズム名盤選 26::リスト:ローレライ、メフィスト・ワルツ 第1番、エステ荘の噴水/ラヴェル:水の戯れ、クープランの墓/フランク:前奏曲、フーガと変奏 作品18
「ローレライ」や「フォルラーヌ」(「クープランの墓」第3曲)での抑制を利かせた詩情、また「メフィスト」などでの強靭な打鍵から生み出される硬質で輝かしくかつ深い響きは、まさにこのピアニストの独擅場。「水の戯れ」の音のきらめきや、オルガンの魅力を混在させたフランク作品も味わい深い。
ロシア・ピアニズム名盤選 29::伝説のショパン没後100年記念リサイタルロシア・ピアニズム名盤選 29::伝説のショパン没後100年記念リサイタル
旧ソ連下で開花したロシア・ピアニズムを、人々は究極のロマンティシズムと位置づけるが、そこには甘さや感傷とは無縁の“理性の昇華”がある。最高のショパン弾きと言われたソフロニツキーのタッチの理知的で冴え冴えとして、何と純粋で美しいことだろうか。