2006年1月12日発売
近頃少なくなった大人の女性の心にしみる、いかにも歌謡曲といった歌唱スタイルの松尾ともこのベストだ。山崎ハコ(「ヒロインのように」)や永井龍雲(「涙のカケラ」)などフォーク・ファンには懐かしいソングライターの提供曲などが含まれている。
7年に及ぶパイ・レーベルでの活動に終止符を打ち、RCAに移籍したキンクスの第1作。収録ナンバー全12曲のどれをとってもアベレージを遥かに超える出来で、最高傑作との呼び声も高い。
八面六臂な活躍を展開する納が、アコースティック・ベースの印象を超えたコンテンポラリーな持ち味を実現。2曲だけの小沼の参加も大きい。クリヤの直線的で知的なピアノとも相性抜群だ。(7)でのアルコ弾きは聴く者を優雅な気分にさせてくれる。★
1908年生まれの女優・演出家である長岡輝子による、彼女のライフワークである宮沢賢治の朗読を収めたCD。『よだかの星』や『注文の多い料理店』など代表的な作品ばかりを12作品とりあげている。
結成17年を迎えたベテラン・ロック/ポップ・トリオ、the pillowsの新作アルバム。シングル「ノンフィクション」「The Third Eye」を中心に構成された本作は、彼らならではのポップ・センスあふれる美メロ満載の1枚だ。
耽美的な雰囲気を伝えるギター・サウンドを軸にした表題曲「Cassis」は、楽曲が進むにつれて徐々にダイナミズムを増していき、サビの部分で一気に爆発。巻き舌を駆使したねちっこいヴォーカル、ロマンティックな旋律など、ビジュアル系の要素が詰まった一曲。
完全版コミックや、DVD-BOXの発売などのリヴァイヴァル・リリースで話題となったシリーズの決定打的シングル。「WILL」「FRIENDS」の作家陣が新たに『封神演義』のイメージで書き下ろした楽曲や、ライヴ・ヴァージョンなどを収録。