2006年4月5日発売
函館山から 安倍里葎子ベスト函館山から 安倍里葎子ベスト
ムード歌謡タイプの歌唱で女心を艶めかしく歌う安倍里葎子。橋幸夫とのデュエット「今夜は離さない」、幸耕平との「今夜は最高」がいい。安倍のツンとした感じの容貌からこぼれる色気と相まって魅力的。阿倍の歌声は濃厚な色香の歌を嫌味なく聴かせる。
CADENACADENA
高橋真梨子の印象が強いが、現在の三代目ヴォーカリストの松平直子の歌は、しっとりとした情感が込めらている。「別れの朝」での歌唱は逸品だ。アフロ・キューバンの「無口な夏」や歌謡性の高い「ヨコハマ・レイニー・ブルー」など歌も収録している。
Jazzflora Scandinavian Aspects Of Jazz. Japanese EditionJazzflora Scandinavian Aspects Of Jazz. Japanese Edition
ヨーヨー・マ プレイズ・モリコーネヨーヨー・マ プレイズ・モリコーネ
クラシックと他ジャンルの間を自由に行き来するヨーヨー・マが、映画音楽の巨匠、モリコーネの代表的な作品を演奏したアルバム。作曲者が指揮するオーケストラをバックに、悠々と歌っている。
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/瞑想曲/ロシアの踊りチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲/瞑想曲/ロシアの踊り
通常CD、SICC-225(2005年6月発売)からボーナス・トラックを除いたSA-CD化。演奏は非常に美しい。協奏曲は多数の名盤の中でも最も上品、典雅な演奏だろう。後味がすっきりしているのも良い。他の曲も協奏曲と同等の名演。これは持っておきたい。
サンクス!サンクス!
2007年3月の“オーボエ演奏終了”を目前に控えた、ラスト・レコーディング作。といっても作風に深刻さはなく、あくまで現代の自然体を貫いたソフトな構えだが、音のほうはさすがに清冽な境地を感じさせてやまない。自作曲(1)(10)では、思わず聴き手の呼吸も深まる。★