2006年4月発売
エヴィデンスエヴィデンス
オーストラリア発の、ア・カペラ・スタイルによるジャズ・コーラス。結成13年というキャリアが作り出すサウンドは、間違いなく世界トップ・レベルで、ピュアな声を保っているのも見事。日本デビュー盤にして、旬の輝きに満ちた名盤。ア・カペラ・ファン必聴。★
KING RE-JAZZ SWING::CHIEMI SINGSKING RE-JAZZ SWING::CHIEMI SINGS
「カモナ・マイ・ハウス」で戦後の日本ポップスをリードした江利チエミがキングに残したジャズ・レコーディングのコンピ。カール・ジョーンズとの共演が目玉だが、これらの歌が吹き込まれた時期の日本ジャズの高い実力も合わせて窺える。
KING RE-JAZZ SWING::DANCE WITH SMILEYKING RE-JAZZ SWING::DANCE WITH SMILEY
“踊るコンダクター”として人気を呼んだスマイリー小原率いるスカイライナーズのベスト盤。テレビ番組『ヒット・パレード』のレギュラー出演でお茶の間の人気者になったビッグバンドだ。抜群のテクで演奏されるジャズ&ダンス音楽の極上のエンタテインメントだ。
ライヴ・イン・ベルギーライヴ・イン・ベルギー
元サバイバーのメンバーを中心とするメロディアス・ロック・バンドのライヴ盤。終始エモーショナルな熱演が、劇的な構成の楽曲をより劇場型に。これまた劇的にアレンジされた名曲(14)は、格差社会ニッポンでもがくファンの胸をも熱く貫くはず。[2](4)(5)は日本盤のみの収録。
MONSOONMONSOON
沖縄は普天間出身の女性シンガー・ソングライターの5作目。ロシア語で歌われるTV東京『美の巨人たち』のテーマ曲をはじめ、チベットの三姉妹“シュエリエン”の地声ヴォイスを導入するなど、たぶんに東アジアの共通基盤を意識した作りが面白い。
なかよし音頭 c/w まだまだ人生なかよし音頭 c/w まだまだ人生
音頭を通じて近所づきあいの大切さを訴える彼。世の若者が“自分らしさ”を求めるのとは逆に、人真似でもいいから幸せになりたいと訴える歌詞。いまも「孫」を愛聴する世代の共感を呼ぶ源泉がここに。(4)は、高島忠夫「人生まだ半分」に通じるポジティヴな歌詞の演歌。