2006年7月発売
ニャタリ(1906〜88)は、ブラジルの匂いのする楽曲をさまざまなジャンルで、生涯にわたって書いた人。いわゆるクラシック作品を集めたわけだが、高い芸術性と親しみやすさを併せ持った彼の作風の概要がつかめる仕掛け。その魅力を、名手・尾尻の快心の演奏とともに。★
ゲイリー・ヒューズ率いるテンの、前作から約2年ぶり、通算8枚目となるアルバム。イギリス屈指のメロディアス・ハード・ロック・バンドの面目躍如といえる、充実のサウンドを聴くことができる。
フェア・ウォーニングの再結成後初となる、通算5枚目のアルバム。楽曲はほとんどベーシストのウレ・リトゲンによって書かれた抒情系メロディアス・ハード。トミー・ハートの伸びやかな歌声も素晴らしい。
カナダ出身の5人組、スレット・シグナルのデビュー・アルバム。デス・メタルの影響下にあるブルータルでヘヴィな音楽性に、モダンで洗練された要素も加味され、新人らしからぬ存在感を備えている。
KinKi Kidsの約7ヵ月ぶりとなる23枚目のシングル。それぞれのソロ活動で志向性の違いをみせつつ、KinKiではガツンとこういう楽曲を聴かせるところがスゴい。林田健司によるメロディは、夏というキーワードや沖縄調アレンジを超えた力を持っている。
結成から22年目を迎えた横道坊主の、通算17作目となるオリジナル・スタジオ作。今井秀明(vo,g)のポジティヴな歌詞や高揚感あふれるメロディにもますます磨きが掛かり、レゲエからブルースまで、年輪を重ねたロック・バンドならではの風格すら感じさせる力作。
特撮ドラマ『牙狼』出演俳優たちで結成されたグループのデビュー曲。プロデュースは、両曲の作者にしてオリジナル歌手の京本政樹が担当。底なしに劇的な京本ワールド炸裂の佳曲だが、ドラマの世界観を踏まえた歌詞ゆえ、出演者ならではのやるせなさが表現できている。