音楽むすび | 2006年8月9日発売

朗読CDシリーズ“心の本棚”で企画された一枚。『武蔵野』は、明治の自然主義作家・国木田独歩の代表作で、散文と小説との中間のような新しい分野を開拓したもの。格調高い美しい日本語と山谷初男の味わい深い温かな語り口に心を癒される。

ZEEBRAやDABOなどのプロデュースでも知られる人気若手MC“タイプライター”率いるヒップホップ・ユニットのアルバム。実力派らしいハイ・クオリティのサウンドが魅力。AIをはじめとする豪華ゲストにも注目。

津軽三味線奏者でありながら、ロック世代らしい疾走感を感じさせる。茨城出身の新世代、上妻ならではの持ち味だろう。6作目にあたる今回も、フュージョン的なアンサンブルを従え、いい意味ではったりの利いた演奏を聴かせる。プロデュースは笹路正徳。