2007年12月5日発売
モーツァルトの絶筆で未完に終わった「レクイエム」は、多くの謎に包まれている。「怒りの日」の激烈さ、最後の作「ラクリモサ」の絶美など、全編感動を誘う傑作だ。名指揮者コシュラーの指揮が味わい深い。
日本人の最も好きなレクイエムと言われているフォーレの「レクイエム」。ドラマティックな「怒りの日」をなくし、全編天国的な美しさに彩られている。イギリスの団体による素晴らしい演奏で聴くことができる。
甘美でドラマティックなイタリア・オペラのアリア集。トリノ・オリンピックで一躍ポピュラーになったプッチーニ「トゥーランドット」の「誰も寝てはならぬ」をはじめ、有名なアリアばかりを厳選している。
ルネサンス期のジョスカン・デ・プレの至純の美しさを持つ「アヴェ・マリア」から近代イギリスはエルガーまで、古今の「アヴェ・マリア」を集めている。珍しい曲もあり、心が洗われる至福の時が流れる。
日本でも大人気のバンド、ザ・ゴー!チームの来日記念盤。UKシングル・カット曲を中心に、アルバム未収録のライヴ音源やビデオ・クリップなどを編纂。目玉はコーネリアスによるリミックスで、徐々に重なってゆくアナログ・シンセのサウンドが気持ちいい。
女性ヴォーカルを擁する二人組ユニット、moumoonのメジャー1作目。ダンサブルなテイストを持ちながらも、アコースティック楽器の響きを大切にした曲とアレンジは独特の温かさを持ち、ポップなメロディがいつまでも心地よさとなって残る。どこか無国籍でもある。
ハウス・カヴァー集第2弾で、カーディガンズからジョン・レノンまで多彩な選曲。ハウス〜ボサ・ノヴァのエレガントな音作りと、シルキーかつスモーキーなウィスパー・ヴォイスとによって、クラブ系というよりも極上のリゾート・ミュージックに仕上げている。
制作・出演
ウィリアム・グリーン / ウィルトン・フェルダー / クリフォード・ソロモン / ジェームス・ホーン / ジョー・サンプル / プラス・ジョンソン / ポール・ハンフリー / マキシン・ウェルドン発売元
ピーヴァインレコード若かりし頃のロバータ・フラックをより泥臭くしたようなシンガー、マキシン・ウェルドンのデビュー・アルバム。ほとんどカヴァー曲ながら、ディランやCCR、トラフィックといった幅の広いチョイスが光る。個人的にはAORテイストが利いたブレッドの「MAKE IT WITH YOU」を推ス!
制作・出演
アーニー・ウィルキンス / アーニー・ワッツ / ビル・グリーン / フレッド・ロビンソン / ブルー・ミッチェル / ボビー・ブライアント / ポール・ハンフリー / マキシン・ウェルドン発売元
ピーヴァインレコード米国出身のシンガーによる71年のセカンド。ランディ・ニューマンの2曲目、ジェイムズ・テイラーの5曲目、ティム・ハーディンの6曲目、レナード・コーエンの10曲目などカヴァー中心だが、ジャズ〜ブルース〜ソウルを越境する艶やかでパンチの利いた歌声の包容力が凄い。