音楽むすび | 2007年2月22日発売

2007年2月22日発売

ふるさとの夕陽/誇れる男にふるさとの夕陽/誇れる男に

大志を抱いて、古里を後にした男。望郷の念をかみしめながらも、自分が選んだ道を突き進むんだという熱い思いを、弦楽器の響きを生かした華やかな曲調に乗せた。力強い高音と豪快なコブシが効果的だ。「歌手を目指し、故郷の福岡・柳川から上京した自分の生き方と重なると同時に、多くの聴き手にとっても、共感できる心情が描かれていると思う。『皆さんにも、こんなことありましたよね』と語り掛ける気持ちで表現しています」と北山は語る。これまで一貫して、夢に向かって生き抜こうとする男性像を表現してきた。「勇壮な曲が大好きで、子供のころから、男歌ばかり歌ってきた。この路線が、北山演歌の魅力として定着してくれればうれしい」高校中退後、尊敬する北島三郎に弟子入り。8年間の付き人生活を経て、2004年にデビューした。それからは順風満帆。同年、日本レコード大賞の新人賞に輝き、翌05年からは2年続けてNHKの「紅白歌合戦」にも出場した。「大スターのファンに対する優しさ、スタッフへの気遣いなどを、付き人として間近に見てきた。そこで学んだものが、僕の糧となっている」と力を込めた彼の言葉に象徴される1曲だ。

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