2007年4月発売
ブロムシュテットの美質が十分に表出された演奏として、ベートーヴェン交響曲全集の中でも特に評価の高い一枚。ふくよかな響きを持つオーケストラの特長を引き出して、爽やかなスケール感を演出している。
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キングレコード株式会社スウィトナーの非ユダヤ的マーラー。表情の付け方やテンポ設定などはオーソドックスだが、オーケストラの特長を活かしながら、マーラーがスコアに記した響きをきわめて美しく引き出している。
メンデルスゾーン所縁のオーケストラを振っての序曲集。「トランペット」は17歳のときの作品で、死後出版されたもの。マズアの張りのある曲作りが、メンデルスゾーンの清新なロマンティシズムをよく表わしている。
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キングレコード株式会社エグモントのモノローグの朗読が入った、珍しい全曲盤。ボンガルツは、ドレスデン・フィルの首席指揮者を長く務めた、旧東ドイツを代表する指揮者。録音が少なく、この全曲盤は貴重な作品だ。
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キングレコード株式会社チェコ出身でドレスデン・フィルやベルリン響の首席指揮者を長く務め、ドイツものを得意としたヘルビッヒによるメンデルスゾーンを収録。本作では、オーソドックスながら鋭く味わいのある指揮で、メルヘンの世界を表現している。
バッハやヘンデルなどの大家として、旧東独を代表するコッホのブランデンブルク。ピリオド楽器での演奏とは一線を画す、ドイツ・ロマン派の伝統線上にあるバッハ演奏で、大らかで聴きやすい仕上がりだ。
制作・出演
クルト・ザンダウ / ハルムート・ヘンヒェン / ハンス=ウェルナー・ヴェツィヒ / ベルリン室内管弦楽団 / ルートヴィヒ・ギュトラー / ワルター・ハインツ・ベルンシュタイン / ヴィヴァルディ発売元
キングレコード株式会社バロックから前期古典派にかけてのトランペット協奏曲集。権威を祝い象徴するトランペットの響きが、王侯貴族や高位の聖職者に好まれたため、多くの作品が生みだされた。ギュトラーの輝かしい音色がよくマッチしている。
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キングレコード株式会社世界最古の弦楽四重奏団で、本作はズスケが加入してから初の録音。ハイドンの熟達した筆致で書き上げられたこの宗教的な曲を、敬虔に満ちた美しい演奏で彩っている。
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キングレコード株式会社ベートーヴェン中期の傑作ラズモフスキーの第2番と、「運命」「田園」を完成させた後の第10番のカップリング。ズスケ率いるベルリンSQの代表的な録音で、いまだにベートーヴェンの弦楽四重奏曲の規範となる演奏だ。
バッハ生誕200年祭のオルガン・コンクールで、カール・リヒターと1位を分け合ったウェーバージンケのピアノによるバッハ。シンプルながらも奥深い作品を誠実かつ真摯に取り組んで、その真髄を引き出している。
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キングレコード株式会社スウィトナーの比較的珍しいイタリアとフランス・オペラの合唱曲集。彼のウィーン気質は、ラテン系のオペラにもマッチしている。ドイツ風のオーケストラや合唱団もかえって新鮮だ。
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キングレコード株式会社テオ・アダムが参加していることで注目のアルバム。アダム全盛期の録音で、まずはそこが聴きもの。それぞれの役柄への深い共感が伝わってくる。スウィトナーの堅実な指揮とオーケストラの充実ぶりも素晴らしい。