2007年7月11日発売
フジテレビ系朝の人気番組『めざましテレビ』とのタイアップによる、メーカー6社共同企画コンピのビクター編。夏の朝にゆっくりと聴きたい、スウィート&メロウなレゲエ・ナンバーが満載されている。
関西出身男女6人組ロック・バンドの、2007年第2弾となるシングル。表題曲はセンチメンタルなバラード風で、SaCoがせつない歌声を聴かせ、和教がラップで絡み、サウンドはハード・ロック的というごった煮的な曲。各ジャンルのおいしいとこ取り的センスが魅力か。
3ヵ月連続シングル・リリースの第2弾で、今回はなんと歌謡ラテン・ロック。情熱的バンド・グルーヴに乗せて、ノスタルジックなメロディをよこしまな感じでエロ〜く歌っている。郷ひろみテイストに近いかも。新機軸といえるが、このなんでもアリ感がおもしろい。
大幅な音質の改善を図った好評のシリーズの1枚で、ケーゲルの極めて個性的なマーラーが評判を呼んだ録音。ドライで厳しい面とロマンティックな面とが混在する、マーラー・ファン必聴の一枚だ。
ザンデルリンクの3種あるマーラーの第9番のうち、最も早い録音。マーラーの作り上げた世界観が、忠実にしかし確固とした信念に基づいて再構築されている。マーラーのもうひとつの姿が浮かび上がってくる演奏だ。
レーグナーの第4番。質実ながらも剛健というよりは柔らかく包み込むようなサウンドを作り上げている。彼のブルックナー交響曲全集のなかでも人気の高い演奏で、アイディアに満ちていながら正統派のブルックナーだ。
レーグナーの唯一となるブルックナー交響曲全集からの1枚。速めのテンポできびきびと推進力のあるブルックナーを聴かせている。しかし、せかせかしたところは微塵もなく堂々としたスケール感に満ちている。
17年務めたベルリンso.の首席指揮者を退任した年、ザンデルリンク65歳のときの録音。シベリウスを得意とし、ベルリンso.とともに全集を録音しているが、もっとも簡潔なこの第4番も高い評価を受けている。
ベルリンso.とのショスタコーヴィチの一連の録音はザンデルリンクの代表的な作品で、この曲は初となる録音。特異な様相を呈したショスタコーヴィチ最後の交響曲の本質を、ざっくりとえぐり出している。
「画家マティス」は、同名のオペラを再構成したヒンデミットの代表作のひとつ。新古典主義時代の作品で、暗い色調の音楽だが力強く親しみやすさもある。ケーゲルの直截(ちょくせつ)的な表現も効果的だ。
“読響”の常任も務めていた旧東ドイツの名指揮者レーグナーの好盤。振幅の大きな官能的なワーグナーではないが、簡潔ながらもじわりと浸透度の高い演奏だ。R.シュトラウスの「ばらの騎士」のワルツも佳演。
現代曲を得意としたケーゲルの名盤のひとつ。ウェーベルンの初期作品から十二音技法を確立した交響曲まで、主要な管弦楽作品をまとめて聴くことができる。豊かな表情に満ちた演奏が印象的だ。
制作・出演
JulioCiesler / ウルスラ・ラインハルト=キス / ジュゼッペ・ラ・リカータ / ヘルベルト・ケーゲル / ホルスト・ノイマン / ライプツィヒ放送交響楽団 / ライプツィヒ放送合唱団 / ルイジ・ノーノ / ロスヴィタ・トレクスター発売元
キングレコード株式会社「力と光〜」は、アバド、ポリーニ盤に勝るとも劣らない演奏。「墓碑銘」は、この作品の代表的な録音。ノーノの代表作で極めて政治的な作品だが、ケーゲルは鋭くも冷静に作品を見据えている。
発売元
キングレコード株式会社ソリストが際立つようなロマン主義的な演奏ではなく、オーケストラと一体となった緊密なアンサンブルの美しさが表出されている。複雑な対位法のアヤが浮き立ち、ズスケのさりげない名人芸が楽しめる。マズアの指揮も渋い。