2007年8月29日発売
NHK教育テレビのアニメ『電脳コイル』の主題歌。多くの謎を秘めた物語やどこか懐かしいキャラクターで人気上昇中。池田綾子の歌う主題歌「プリズム」とエンディングの「空の欠片」、イメージ・ソングの「旅人」は監督と綿密なミーティングを重ねたというだけに、作品世界を見事に象徴している。
おおっ、歌謡曲テイスト満載だなあ、と思ったら作詞は松井五郎。これがぴったりハマって、非常に感動的なバラードに仕上がっている。「夏のカケラ」は一転、歌謡曲的R&Bテイスト満載のダンス・ナンバー。いわゆるパク・ヨンハのイメージを軽く飛び越えた楽曲で、これも必聴。
アイドルとして圧倒的な存在感を放った初期、さまざまなスタイルの楽曲を消化し、ヴォーカリストとして開花した中期、家族や恋人など幅広い愛を自分の言葉で伝え続ける近年と、奮戦の歴史が詰まったベスト。ディスク2の13〜15曲目は新録セルフ・カヴァーを含むボーナス・トラック。★
DJ、高橋孝博のソロ・プロジェクトであるHALFBYの1stアルバム。シングル・トラックの「SCREW THE PLAN」や「STAR TRACK」などを含む充実の内容で、個性的な楽曲セレクトとサンプリング・センスが精彩を放っている。
“ケツメイシのような”で通じる独特のメロディ&ラップの世界はすでに円熟の域に。2、4、10、13曲目のシングル曲はあくまでポップに、「VS」のようなハードコアな曲もいいスパイスになっている。ラップを超えた“いい曲”をとことん突き詰める4人の気迫勝ち。
高橋孝博=HALFBYのメジャー・ファースト・アルバム。ディズニー音楽風からソウル風、オールディーズ風、サイケっぽい曲まで、楽しくてハイ・テンションで甘酸っぱい曲が次々に出てくる。遊園地的な夢の世界に無理矢理引きずり込まれるようなアルバム。