2007年8月8日発売
活動歴22年を迎えたブルース色の強いロック・シンガー、SIONの22枚目のアルバム。いつもよりポップなメロディが目立ち、大人ならではの抱擁力も感じさせるが、ビート感も失われていない。振り絞るようなハスキー・ヴォイスも健在。
おっとりとした癒し系の歌声と男前でパワフルなキャラクターとのギャップが人気の後藤邑子の1stシングル。カップリングには、自身がパーソナリティを務めるインターネット・ラジオ『ねぷら』のテーマ曲などを収録。
SHAZNAデビュー10周年記念アルバム。2000年から活動休止状態だった彼らの6年ぶりのアルバム。ルックスもビジュアル系のそれから本来のロック・スタイルに。サウンドも骨太のハードさを前面に打ち出している。紆余曲折の後に辿りついた迷いのない音がクールだ。
数々のミュージカルで活躍する、えりの2007年8月発表のアルバム。トータル・プロデュースを担当した小椋佳に、「こういう人に書きたかった」と言わしめた圧倒的なヴォーカルが披露されている。
各地夏フェスにも出没していた矢野顕子とレイ・ハラカミから成る“新人ユニット”の1作目。過去への決別を歌った矢野作品「気球にのって」の再演から始まるというのが、なんともすごい。とはいえハラカミの打ち込み含め清新な仕上がり。「La La Means I Love You」の情感にも泣かされる。★
フロリダ州タハラシー出身の彼らのファースト。2本のギターが有機的に絡み合った、実験的でありながらもポップなサウンドが印象的。デス・キャブやピンバックあたりにも通じるようなエヴァーグリーンな楽曲には、非常に大きなポテンシャルを感じる。
アナログ機材を使った温かみあるバンド・サウンドを聴かせる3ピース・バンドのデビュー作(2006年結成)。モッズやGSやギター・ポップが混じり合ったメロディアスな楽曲の機微、ロマンティシズム漂う歌詞、そして歌唱から、曽我部恵一の影響が強く感じられる。