2007年9月発売
ある種、恐ろしいまでの“女の情念”の世界を、破綻と破滅の一歩手前で見事なうたへと昇華させた一枚。ドラッグ・スター的なイメージの先行する美川憲一だが、際だった歌い手として、ある日本の伝統的心象風景ともいえる情歌16曲を歌いあげるのは見事だ。
ラブ・ソング・ベストが、イコール名曲集になってしまうのが、ほんとにCharaらしい。嬉しくなる。あまい幸せな気持ちを綴った“A Sweet Love Song Collection”と、ほろ苦い気持ちを綴った“A Bitter Love Song Collection”の2枚組。どちらも甘く切ない楽曲のオンパレード。
約1年半ぶりとなる3rdアルバム。ヒット・シングル「アグレッシ部」や「くればいいのに feat.草野マサムネ from SPITZ」などを収録。ネクスト・レベルに到達した会心作だ。
40〜50年代のジャズをベースにしたサウンド・メイク、猥雑と洗練の境界線を行き来する歌世界によって独自の音楽性を確立している小島麻由美の2枚目のベスト・アルバム。2000年代ジャズを牽引する菊地成孔がホーン・アレンジを手がけた「甘い恋」など19曲を収録。
サード・シングル。「君に出会った日から」は本人が主演するLaLaTVで放映中の『宮〜ラブ・イン・パレス』の日本語ヴァージョンのイメージ・ソング。軽快なブラコン・テイストの楽曲。爽やかイメージのジョンフンらしく、カヴァーも含め、全曲を通してメロディアスで美しい楽曲だ。
テンポの速いビッグバンド・チューンを中心に集めた企画コンピの第2弾。バラードなどを合間に挟むことで高速ナンバーが際立った印象だ。メイナード・ファーガソンやバディ・リッチら、本作も一流どころの音源ばかりだ。
R.ケリーとの共演でも知られるラッパー、T-PAINの2ndアルバム。得意のヴォコーダーが随所で精彩を放っている。ヤング・ジョクやエイコンら豪華なゲスト陣との掛け合いも聴きどころ。
元La'cryma Christi、元PIERROTのメンバーらによるユニットのデビュー・アルバム。色あせない曲を追求した結果、彼らが生み出したのはラブ・レターの音楽版。優しさと温かさにあふれ、ポップなキラめきを全体にちりばめる。自然体で音を楽しむメンバーも見える。