2008年1月16日発売
シンガー・ソングライター、磯貝サイモンのサード・シングル。好きなアーティストにCharや小沢健二とともにリチャード・ティーが挙がっているあたり、わかってる若者だ。すべての楽器を一人で演奏した「ニューライフ」のグルーヴ感に、期待が持てる。
音楽性のみならず、斬新かつユニークなビデオ・クリップも話題を呼ぶ4人組の2作目。ニューウェイヴやブラック・ミュージック、エレクトロニカなどをミックスした独特の浮遊感のある音楽性はそのままに、よりポップ指向を打ち出している。
カジュアルなロック少年・和教と甘いロリータ・ヴォイス・SaCoの男女ツイン・ヴォーカルが、青春の1ページをみずみずしく歌い上げるソフト・ロック。キャッチーな胸キュン・ポップスからやんちゃ全開のミクスチャーまで、バラエティに富んだ4曲を収録。
インディ時代にリリースされた1stミニ・アルバム『NEXSTAR★』(2004年)と2ndミニ・アルバム『MISSILEE!!』(2005年)を1枚にした企画盤。入手困難となっていただけに嬉しい作品だ。
子どもたちのための紙芝居のような映像が次々と浮かんでくる物語ソングを作り上げた沖縄のミュージシャンたち。南国ならではの穏やかさと不思議なゆったり感、ひょうきんにも通じる素朴さがない交ぜになった沖縄サウンドの素朴な魅力があふれてくる。
『美女と野獣』や『アラジン』の主題歌でもお馴染み、重鎮シンガーの5年ぶりのアルバム。きれいな歌が一番の特徴だが、56歳にしてなお衰えぬ美声は今もよく伸びて聴き惚れる。制作陣やバンドも含め、ベテランたちの包容力のあるパフォーマンスに心温まる。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / キャスリーン・バトル / サミュエル・レイミー / チャイコフスキー / フレデリカ・フォン・シュターデ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ミラノ・スカラ座管弦楽団“クラシック=カラヤン”だった20世紀も、少しずつ遠くなりつつあるものの、まだまだお役目が多そうなかの巨匠。生誕100年、そして没後20年へと続く足跡探訪の地図がわりになりそうなベスト。レコード芸術にこだわった偉人の業績を6枚にパック。解説も充実。
5枚目のシングルは両A面。「BE FREE」は映画『ネガティブハッピーチェーンソーエッヂ』の主題歌など三つのタイアップ付きで、サビが印象的なピアノの旋律が心に迫ってくるミディアム・ナンバー。「涙空」は彼らの名前を世に知らしめた「愛唄」に通じる切ないメロディの、究極のラブ・ソング。 ⇒GReeeeN特集はこちら ⇒GreeeenがDSでライブ!?詳細はこちら!
滝本竜彦の同名人気小説を映画化した作品のオフィシャル・コンピレーション・アルバム。SoulJaの書き下ろし楽曲2曲などのほか、劇中で主演・市原隼人らが組んでいるバンド、“俺さまーズ”の音源も収録されている。
さまざまな音要素に接近していく雅ーmiyavi-が2008年一発目に選択したのは、SUGIZOのエレクトリック・ギター。雅の光を捉えようとする真摯な歌とSUGIZOの推進力がありありとしたギターとの融合は音楽を加速させ、ロックを確実に異次元へと運んでいく。
新旧ともにこのオペラの代表盤としていまだに君臨する、2種あるカラヤンの「アイーダ」の内の旧盤。テバルディ、シミオナートら歌手陣の個性が際立ち、往年のイタリア・オペラの醍醐味が堪能できる。
制作・出演
アリゴ・ボーイト / アルド・プロッティ / ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / カラヤン / フェルナンド・コレナ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / マリオ・デル・モナコ / レナータ・テバルディ / ヴェルディ「オテロ」の代表的な録音のひとつ。なんといってもデル・モナコの圧倒的な存在感が素晴らしい。それに劇的な緊張感と盛り上がりを演出するカラヤンの手腕が、大きくものを言っている。全体のバランスも良い。
制作・出演
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / ウィーン国立歌劇場合唱団 / エーベルハルト・ヴェヒター / カラヤン / カール・ハフナー / ヒルデ・ギューデン / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ヨハン・シュトラウス2世 / ヴァルター・ベリー / ヴァルデマール・クメントカラヤン2度目の「こうもり」。前回に勝るとも劣らない豪華メンバーを揃えている。その上、テバルディ、ニルソン、デル・モナコら豪華歌手がポップスを歌うガラ・パフォーマンス付きというところが贅沢だ。
カラヤンの3種目の「魔笛」。夜の女王に、当時新人だったオットを据え、ほかはベテランで固め、寸分スキのない演奏を展開している。ジングシュピールといった軽さは微塵もない、堂々とした演奏だ。
制作・出演
アグネス・バルツァ / アンナ・トモワ=シントウ / カラヤン / サミュエル・レイミー / パータ・ブルチュラーゼ / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団 / ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーツァルト / ローレンツォ・ダ・ポンテライヴ盤や映像を含めて4種ある「ドン・ジョヴァンニ」のうち、これは唯一のスタジオ録音。晩年に完璧なものを残したいということからか、歌手も吟味され、精緻精妙でスケールの大きな演奏となっている。
制作・出演
ウーゴ・ベネッリ / カルロ・ベルゴンツィ / ジュゼッペ・タッディ / ジョーン・カーライル / ヘルベルト・フォン・カラヤン / ミラノ・スカラ座合唱団他 / ミラノ・スカラ座管弦楽団 / レオンカヴァッロ / ローランド・パネライデル・モナコ盤と双璧と言われている録音。カニオのベルゴンツィは、デル・モナコに一歩譲るが、歌手、合唱団のバランス、最後まで緊張感が持続した演奏など、全体の出来はこちらが上か。録音史上に残る名盤だ。