2008年11月19日発売
スウェーデン出身のバーグレン兄姉妹を中心としたポップ・グループ、エイス・オブ・ベイスのベスト・アルバム。シングル「オール・ザット・シー・ウォンツ」「サイン」など世界的なヒット曲が楽しめる。
テキサス出身の女性シンガー・ソングライターの、『レット・ゴー』(2007年)に続く作品だが、ライヴ会場などで販売していた2枚のEPを日本独自にまとめたもの。クリスマス向けの楽曲が半数を占め、その中にはジョニ・ミッチェルの「リヴァー」などのカヴァー曲も含む。
フィンランドのゴス系ヘヴィ・メタル・バンド、アモルフィスの通算6枚目のアルバム。ハード・ロック/ヘヴィ・メタル・ファンからデス系、プログレ系まで幅広いリスナーに訴求する演奏力だ。
もはや、国内コーラス・グループからは突出した水準のクールさを持つ彼ら。このクリスマス・ソング集でも、圧倒的なメジャー感を発揮している。あえて英語でカヴァーしている達郎の「クリスマス・イブ」も嫌味なく自然。確かに、国内市場では狭いタイプだろう。飛躍の時期はすでに来ている。★
パンク・ロック・バンド、THE STREET BEATSのデビュー20周年&結成25周年を記念したベスト・アルバム。映画『クローズZERO』のオープニング&エンディング・テーマを含む、熱いメッセージに包まれた一枚だ。
ベテラン英国ハード・ロック・バンドが約2年ぶりにリリースした通算9作目のアルバム。ポップで明解なサウンドには、70年代から続くブリティッシュ・ハードの伝統を受け継ぎつつも、ノスタルジックではなく現在のティーンの耳にも届く新鮮さがある。
アトランタ出身の4人組による3作目。“スナップ”スタイルでサウス・ヒップホップ界を盛り上げた彼らが、今作ではよりタイトなフロウを駆使して男臭さを強調。その一方で、ナヨ声シンガー、ロイドを迎えた「ターン・ヘッズ」でメロウな曲に挑戦するなど意欲が感じられる。
ポーランドのヘヴィ・メタル・バンド、ベヒーモスの初となるライヴ・アルバム。エクストリーム・メタル・シーンで屈指の実力と評されるパフォーマンスが、臨場感抜群に迫り来る。
全国高校サッカー選手権大会の応援ソングをブラスバンドで演奏した、『ブラバン!』シリーズの高校サッカー編第2弾。今回は重鎮アレンジャー、前田憲男指揮の大阪市音楽団による演奏で楽しめる。
2000年代のヒップホップ・シーンで頭角を現した“2MC+1DJ”のメジャー・ファースト・シングル。表題曲「The Way?目指す明日へ?」は、穏やかなグルーヴをたたえたトラックのなかで、“勇気を出して、一歩踏み出す”ことの大切さを描き出したミディアム・チューン。
元SIAM SHADEのDAITA(g)率いるバンドのセカンド・シングル。情熱的なメロディアス・ナンバーの「REAL」はSIAM SHADEを彷彿とさせる仕上がりになっており、デジタリックな「Labyrinth Dance」も、印象的なメロディと活きのいいギター・プレイが魅力のナンバーだ。
ハモリものアルバムの傑作と言わせてもらう。20年以上前に名盤『CHARMING』をリリースした彼らのルーツがブレていないのは「オリビアを聴きながら」1曲でも明らか。ドゥ・ワップ風「あの娘のラブレター」の気持ちよさ、小田和正参加の「思い出はうたになった」も絶品。ポップスからかいま見たア・カペラのシンプルな魅力がここに。★
稲垣潤一が山本潤子、中森明菜など11組の歌姫たちとユーミンの「Hello,my friend」などJ-POPの名曲をデュエットでカヴァー。全曲新録によるデュエット・アルバムは日本初とか。稲垣のハイ・トーン・ヴォイスとディーヴァたちの息の合ったデュエットが感動的。★