2008年11月発売
声とクラリネットとピアノという珍しい組み合わせのトリオですね。それぞれ芸達者な人たちが、真面目にクラシックやってるかと思えば、羽目を外したり、見得を切ったりと、さまざまな技を駆使しつつも、バランスが良く決して崩しません。プロフェッショナルのお仕事です。
しっとりとバラードを聴かせるイメージが強いが、彼女の本質は変幻自在なダイナミズムにある。ライヴという“解き放たれる場”でそれが爆発するのは当然で、このライヴ盤での彼女の歌声がより多くの人に届いてほしいと思う。もちろん“歌”もしっかり聴かせてくれる。
上海出身の女性シンガーの3年ぶりのアルバム。ギターをメインにした上質なサウンドに高音のピュアなヴォーカルを乗せた。3曲目と8曲目でユーミンの名曲を日本語と中国語でカヴァー。「ありがとう」で谷川俊太郎の詩を歌い、中国人が愛する名曲を盛り込むなど“日中の架け橋”を目指す彼女らしい一枚。
ソウル・コーラス・グループ、スタイリスティックスの、結成40周年となる2008年発表のアルバム。プロデュースを務めたのはプレストン・グラス、レイ・パーカー・JRの客演にも注目だ。
フィリー・ソウル・グループ、スタイリスティックスが92年に発表したクリスマス・アルバム。スタンダード曲にオリジナル曲を織り交ぜて、聖夜をロマンティックに盛り上げてくれる。
スウェーデン生まれの、ハウス系制作者。長年ピアノを習っていたことが活きた流動性、そして整った感覚がポイントで、多くの曲で女性歌手をフィーチャー。その聴き味はイージー・リスニング・ハウスと言いたくなる聴きやすさを持っている。パッケージはボックス仕様。
ドイツが生んだメロディック・パワー・メタルの始祖による、2006年5月のカナダはモントリオール公演を収めた2枚組ライヴ盤。疾走感あふれるキャッチーな楽曲にすぐさまステージの画も思い浮かぶ。2008年1月のスペインはバルセロナ公演の4曲もボーナス収録。