2008年12月発売
41歳という若さで世を去った七代目小柳枝(1921?62)による、古典落語四題。生真面目な中のひょうげた対話で笑いを取る芸風で、酔っぱらいの描写には特にいい味があり、「子別れ」「馬の田楽」のサゲなど思わずつられ笑い。「強情灸」でのとぼけっぷりもいい。
八代目桂文楽の弟子で、東京水道局の職員から噺家へ転じた三升家小勝の昭和30?40年代ならではのラジオ音源(ラジオ京都、TBSラジオなど)を集めているシリーズで、その多くの噺が初商品化という貴重盤である。師匠である文楽の口調にメリハリを利かせた感じのテンポによる小勝の明るい口調が特徴だろう。水道局時代の体験話を元にした「水道のゴム屋」やサラリーマン経験があればこその「操縦日記」などの新作落語と、「真田小僧」「壺算」などでくすくすと笑いが湧いくる古典落語の両方を好演している。
モデルもこなすR&B系シンガーの4枚目となるシングル。表題曲はNORTH COAST BAD BOYZのSPOCKらによるオリエンタルなトラックに乗せて、彼女がラップ混じりに妖艶な歌声を聴かせる、今様正統派R&Bナンバー。全編に漂うなまめかしくエロいムードが魅力。
28枚目となる両A面シングル。「Friend」は友達の大切さと感謝を綴ったミディアム・スロー・バラード。「素顔のまま」は自分らしく生きたいと願う気持ちを込めたギター・ロック・チューン。どちらも愛内の明るさを活かした、ギザ・サウンドらしい爽やかなナンバーとなっている。
愛内里菜の2008年12月発表の両A面シングル。友情の大切さを歌った「Friend」、人生の葛藤と突破口を見つけていく様をロック・サウンドに乗せて表現した「素顔のまま」。女性の気持ちをまっすぐに表現した作品だ。
GS風テケテケ音で幕開けるシングル。性急な演奏に乗せ、南国の風を感じさせる情熱的なメロディを携えた歌謡メロな歌を届けてきたのが、ビジュアル系バンドのグレイシア。表現するのは、現代風味を添えたGS歌謡ロック。一発で耳に馴染む親しみやすさが魅力。
発売元
株式会社ポニーキャニオン60年代にはアン・バートンの伴奏者として知られたヴァン・ダイク。これは『バラード・イン・ブルー』『おもいでの夏』に続くM&I第3弾。今回も映画やクラシックの名曲を中心に、初心者や入門者に聴きやすいイージー・リスニング風の演奏。時間が経つのを忘れてしまいそうな一枚。