2008年1月発売
制作・出演
DilenoBaldin / FrancescoMeucci / アルフレード・ベルナルディーニ / アルベルト・グラッツィ / ゼフィロ / ダニエレ・ラティーニ / パオロ・グラッツィ / ベートーヴェン / ロレンツォ・コッポラな、なんだ! この活きの良さは……これがベートーヴェン? 「パルティア」が鳴った瞬間、聴き手はビックリするに違いない。切れ味鋭いクラやオーボエに加え、鮮烈な響きのホルンが加わる。ベートーヴェンの生きた時代の空気が生々しい音色で表現されている。
攻撃的な口調で歌われる、冒頭2曲にはびっくり。しかも英語詞。発表時期を思えば、四十路前後だった歌い手の意気がりとも受け取れるが、洪栄龍のギター以下ツボを得た演奏を含め、表現にブレのない力作。NY録音。同時期のライヴをボーナス収録。
ハイ・クオリティなポップス・メイカーとして10年以上のキャリアを積み重ねてきたシンガー・ソングライターの移籍第1弾アルバム。独自の物語性を導入したドラマティックな構成が、キャッチーな楽曲群に新たな深みを与えている、そんな作品。
切なさと強さが同居する「roundabout」はTVアニメ『のらみみ』の、またロックなギターがスパイスでラップも覗くポップな「心にカラフル」はドラマ『紅蓮女』のエンディング・テーマ。モデルで女優で歌手デビューもした女性の真直ぐな歌が聴けるシングル。バラード「FLOW」では落ち着いた表情が。
歌声とメロディと歌詞がここまで一体となって迫ってくる楽曲というのも非常に稀で、これがデビュー・シングルというから驚く。拙くも、あざとくもない、ギリギリのバランスで奇跡的に鳴っている、心揺さぶるラブ・ソングがここに。
2002年に67才でメジャー・デビューを果たした島唄の第一人者、朝崎郁恵のミニ・アルバム。アレンジャーにウォン・ウィンツァンを迎え、歌とピアノのみのシンプルな世界観を披露。島唄の持つ凛とした強さと優しさ、どこか懐かしい歌声が楽しめる。
96年にAIRとしてスタートしてからの8年間の軌跡を綴ったシングル・コレクション。オルタナティヴからハードコア・パンク、ジャズに至るまで、ストイックに音楽を探求する車谷を追う。
クラブ・ジャズ・シーンにおいてその存在感を示す須永辰緒がプロデュースしたディズニーの名曲集である。内容は決してジャズを模した安易なものではなく、立派なモダン・ジャズ作品となっている。名場面も想像しつつクオリティの高い演奏を楽しむことができた。
俳優、シンガーという二つの自己発信のメソッドを駆使して、いまや大活躍の加藤和樹。エイベックスへの移籍で弾みをつけた音楽活動の一環としてリリースするこの第1弾アルバムでは、大昔のグラム風味の味付けで、さらに見事な仮面をかぶってみせる。
坂本龍一に見出された女性シンガー・ソングライターがデビュー・アルバムから約7ヵ月を経て発表したミニ・アルバム。ピアノと声だけで独自の音楽世界を作り上げている彼女の楽曲に、坂本龍一のアレンジがオーガニックでやわらかな色を加えている。