2008年2月27日発売
アニマルズのヴォーカリストとして有名なエリック・バードンが、74年から95年にかけて残したオリジナル・アルバムや編集盤、計7枚がまとめて発売された。『ノー・モア・ウォー』は80年代前半の音源に91年に録音した米盤とはミックス違いのタイトル曲を追加した作品。『ミラージュ』は映画製作が頓挫したためにお蔵入りしていた幻のサントラ盤で初登場音源。ジミヘンが最後に書いた詩を曲にしたタイトル曲が聴きもの。『〜カムバック』はバードン自ら主演した映画の拡大版サントラで、代表曲のライヴほか、本作のみの新曲も多数収録。『〜レアリティーズ1』と『2』は未発表ライヴやアウト・テイクをまとめたマニア向け作品ながら、ビートルズなどのカヴァーも収録。『〜ハリウッド』は75年の名ライヴ作だが、今回は「ノー・モア・ウォー」を加えた完全版として登場。『〜ニューオーリンズ』は世界初発売となる95年のライヴで、ドアーズやジミヘンなど、有名カヴァー曲でのソウルフルな歌唱はさすが。
1974年に制作が企画されながらもお蔵入りとなってしまった映画『Mirage』のサウンドトラック。ジミヘンが死を迎える夜に書いた最後の詞に、エリック・バードンが曲を付けたタイトル曲など、聴きどころが多い。
エリック・バードン本人が出演した映画『Comeback』のサウンドトラック。81年にレコーディングされた本編に加え、同時期のライヴ音源なども収録。エモーショナルかつブルージィな楽曲が存分に味わえる。
エリック・バードンの、1970〜80年代のスタジオ&ライヴのレア・トラックばかりを集めた企画盤第1弾。LAやヨーロッパでのライヴ音源なども収録されており、ファン必携のタイトルと言えそうだ。
エリック・バードンの、1970〜80年代のスタジオ&ライヴのレア・トラックばかりを集めた企画盤第2弾。シングルB面曲やヴァージョン違いのトラック、映画『Joe vs The Volcano』のサントラ収録曲など、知られざる名曲が楽しめる。
83年にオリジナル・メンバーで再結成したアニマルズ。その前年の82年にメンバーのエリック・バードンがニューオリンズで行なったライヴ音源を収録したアルバム。哀愁漂う歌声やハートフルな熱唱がたまらない。
リード・ヴォーカルであったベンが脱退し、トリオ編成となっての2ndアルバム。ブルース・ロックの精神を芯に持ちつつも、プログレッシヴなアプローチが新しい世界を作り上げている。美しいメロディは、ジャンルの枠には収まりきらない。
世界を舞台に活躍するピアニスト、小曽根真率いるビッグ・バンド、第2弾。半分は小曽根のオリジナルだが、残りは、日本のジャズを牽引する精鋭集団の中から、5人の優れた作曲家を発掘。音楽を知り尽くした職人たちの緻密でダイナミックなアンサンブルは圧巻。
向井秀徳、Kenji Jammer、James Ihaら錚々たる面子が参加したメジャー・デビュー・アルバム。国境を超えた感性が響き合い、現代都市の群像を浮かび上がらせる。入り混じるネオンの光のように強く鮮やかなサウンドは、喪失感と希望が同居する新しいTOKYOの歌だ。★
哀感あふれてメロディック、日常のリズムの変化を通して終わってしまった恋を思う語り口がとってもいい。2007年夏にメジャー・デビューした名古屋出身二人組(MCとトラック・メイカー)のセカンド・シングル。東海ラジオのナイター応援ジングルの新完全版「ガッツ!!」も収録。
発売元
ユニバーサルミュージックキューバに生まれ、90年代から多くのレコーディングに参加してきた実力派ピアニスト、ゴンサロ・ルバルカバ。ブルーノートにおける13作目はロイ・ヘインズの孫マーカスも参加し、若さと貫禄が同居したかのよう。
ディスク1は“一日篇”、ディスク2は“人生篇”と、さまざまなシーンのクライマックスをクラシック(風)の音楽で思い起こそうという、チカラワザ系の企画。16頁にわたるシーン・ストーリーの主人公は女性で、その名もエミ(EMI)ちゃんだそうな。うーむ。
英国の男女デュオ、約2年半ぶりとなる4枚目のアルバム。このアルバムでは、グラミー賞にノミネートされた前作のダンス・ミュージック・サウンドから、エレクトロニックな部分を残しつつもアコースティックなメロディアス・ポップへと大きくシフトさせている。
ソプラノ・シンガー、サラ・ブライトマンの2008年2月発表のアルバム。映画『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の主題歌「ヒー・ウィズ・ユー〜いつもそばに〜」をはじめ、煌めきあふれる圧倒的なヴォーカルで魅了する。