2008年6月発売
噂のあの曲です。ムード歌謡の大パロディだが、お約束のサビの転調もありラスト1分半は例の“ぽっぽっぽっ”の嵐となる。これでもかと連発する転調とフェイド・アウトした後にもう一度インしたときは爆笑してしまった。先輩、次は「ザギンでグーフー」ですか?
99年に東京で結成されたバンドで、オリジナル・フル・アルバムとしては3枚目に数えられる作品。ジャズ、ファンク、ソウル、レゲエをブレンドしたロック・サウンドと甘いヴォーカルで、日常的な物語がていねいに描かれている。東京・下北沢が似合う一枚。
オリジナル・ラインナップでは約11年ぶりとなるアルバム。モチーフは自身の歴史であり、タイトル・トラックをはじめとしたバッド・ボーイズ・ロックンロールは圧倒的に刺激的。華やかさも退廃した空気も感じさせる。世界を席巻してきた大物の貫禄を再認識。
制作・出演
エリック・クラプトン / ギル・ゴールドスタイン / クリスチャン・マクブライド / ジョス・ストーン / スティーヴ・ガッド / デレック・トラックス / デヴィッド・サンボーン / ラッセル・マローンフュージョンで一生を風靡したサンボーンは、年輪を重ねるにつれて伝統的なジャズの要素も取り入れ、さらに独自の境地に達してきた。今回はエリック・クラプトン、デレク・トラックス、サム・ムーアといったゲストを迎え、サンボーン節を全開させる。
モデルやタレントとしても活躍する岡本玲の、2008年6月発表の2ndシングル。前作に引き続き、アップ・テンポなロック・ナンバーとなっており、自身が手がけた詞も興味を引き付ける。
喉頭癌からの復活を祝う歴史的ライヴ盤。盟友・仲井戸麗市を加えた分厚いサウンドをバックに、RCサクセションやソロの曲を織り交ぜた全キャリア総括のレパートリーを歌いまくる。“愛しあってるかい”のMCや仲井戸とのデュエットなど聴きどころ満載。
ザ・ルーツのクエストラヴとジェイムズ・ポイザーとの共同制作!! 加えてジョン・レジェンド、コリーヌ・ベイリー・レイらとのデュエットも!! ソウルの生ける伝説(62歳) の強さ温かさ、70年代ハイ・サウンドの精粋、新世代との交歓を同時に堪能できる。3年ぶり3作目。
幅広い選曲と顔合わせの妙。ずぶり聴き惚れるもよし作品にウンチクを傾けるもよし、楽しみ多様にして満載な2007年のルガーノ音楽祭ライヴ。シューマンなど主役アルゲリッチはため息ものの巧さだが、中南米出身の音楽家たちの一味違うノリと響きの感性も出色だ。★
カトリックの聖歌のひとつ「スターバト・マーテル」を、カール・ジェンキンスはところどころにエスニックな手法を用いながら、英国音楽の伝統に則ったメロディで荘厳な空気を醸し出している。西欧と中近東など異文化が溶け合った重層的な音楽世界だ。
世界的な人気を誇るイギリスのロック・バンド、コールドプレイの4thアルバム。プロデューサーにブライアン・イーノを迎え、よりいっそう深みを増したサウンドが築かれている。壮大な世界観も健在だ。
2007年のファースト・アルバム以来、アクの強いヴォーカルで独特の存在感を放つ女性レゲエ・アーティストによるサマー・ミニ・アルバム。アッパーなラテン・チューンはスリリングに、開放感あふれるレゲエやカリプソはヴォリュームたっぷりにキメている。
大阪を中心に積極的なライヴを重ねてきた女性R&Bシンガー、YOUNGSHIMのメジャー・デビュー・ミニ・アルバム。実の姉でレゲエ・シンガーのPUSHIMらが提供したシャイニーな楽曲を収録していて、彼女のR&Bへの熱い想いが伝わってくる。