2009年11月発売
アメリカで生まれ育ち、日本で活動する5人組が新生EDOYA ROCKSから放つアルバムは、音楽性と精神性の両方で“エモ”を体現している。ポジティヴなメッセージを音像化していく音楽は、ダイナミズムやキャッチーさからイノセンスがもたらす前のめりなパワーをあふれさせてやまない。
米ペンシルヴェニア州出身の5人組、オーガスト・バーンズ・レッドのサード・フルレンスにして本邦デビュー・アルバム。野太いヴァイオレンスが間断なく吐き出され、繊細なギター・ワークが時にプログレッシヴに響くーーそのサウンドには、あらゆるメタルコアの可能性が内包されている。
コンポーザーの本多光史郎とヴォーカリストのAIRIによるサイケデリック・ポップ・ユニット、MAGIC PARTYのデビュー・シングル。メロディは8ビートながらドラムが16ビートで、壮大さと疾走感が同居した「Believe in Paradise」、アッパーなロック・チューンの「ハローBaby」と、感性あふれるサウンドを聴かせる。
孤高の人力ハード・エレクトロニカ・ギター・ポップを奏でる関西在住の4ピース・バンド、HaKUの1stミニ・アルバム。心地よい重みを感じさせるサウンド、ハイトーンのヴォーカルなどの要素が絡む6曲を収録。
デビュー26年目を迎えた老舗ハード・ロック・バンド、EARTHSHAKERが放つ、2009年11月11日発表の通算19枚目となるアルバム。さらに激しくメロディアスに飛躍したハイクオリティなサウンドが聴ける。
伝説のジャパニーズ・メタル・バンドがメジャー・デビュー時のメンバーで20年の時を経て復活。その第1弾である本作は彼ららしいミステリアスな雰囲気を残しながらも、ヘヴィでダークでストレートなロックを展開。MORRIE(vo)の書く詞の世界やYOUのギター・ワークなど相変わらず魅力にあふれている。
東京を拠点に活動する4人組によるファースト・アルバム。飾り気のない無骨なハードコアを力の限り叩きつけている。エンジニアはさまざまな国内ヘヴィ・ミュージック勢を手掛けてきた山田哲司だが、生々しい音はそのままバンドの自己主張を体現しているようだ。
ギター・ロックやオルタナなどをベースに独自の世界観を生み出している4人組の、2008年リリースの1作目が2作目リリースに併せて再発。稲村太佑のハイ・トーンなヴォーカルからスタートする「開脚宣言」から中近東な雰囲気漂うヴァイオリンがフィーチャーされた「エンドロールな夜」まで、自由奔放なサウンドが詰まっている。
4ピースR&Rバンド、アルカラのフル・アルバム。疾走系8ビートに線の細い淡白なヴォーカルが乗っかる近年のトレンドを踏襲したサウンドを聴かせるが、リズム・アレンジや音作りに一筋縄ではいかない猛烈な遊び心を感じる。それを支える卓越した演奏能力にも脱帽。★