2009年11月発売
宝塚歌劇団出身のヴォーカリスト、夢輝のあのファースト・マキシ。作詞に荒木とよひさを迎えた「星の旅人」、佐賀在住のヒーリング系シンガー・ソングライターである弓削田健介のペンになる「やさしい歌」、リストの名曲の日本語詞によるカヴァー「愛の夢」と、その癒しのミラクル・ヴォイスが堪能できる一枚だ。
フランス語で双子の意味を持つジュメル(Jumelles)のデビュー・アルバム。宮原ちひろとみちるの双子によるピアノ連弾デュオで、迫力満点のムソルグスキー「禿山の一夜」から「ねこふんじゃった」まで、驚きの選曲で楽しませてくれる。
88年から17年間放映されたTV刑事ドラマの主題歌集。堀内孝雄の新曲を毎回主題歌にしていたので、堀内のベスト集ともなっている。時代を意識した歌や昔を追想する歌が多く、ドラマの内容と合致している。「都会の天使たち」では懐かしい桂銀淑とデュエット。
発売元
キングレコード株式会社90年以降デジタル録音されてきたミュンヘン・フィルとのライヴ。このオケらしい豊かな響きが圧巻。ブル8の壮大な響きと木管の細やかな扱い。すべての声部に意味が込められている。「未完成」もいい。愛おしくなるほどの名演。晩年のヴァントの凄さ!
発売元
キングレコード株式会社93年5月、ミュンヘンにおけるライヴ。最初からシューベルトのあれこれを表現しようというのではなく、スコアに書かれていることを細大漏らさず徹底的に、しかし過不足なく音にすることにより、結果的にどんな音楽かを浮かび上がらせる。練達のワザ。
発売元
キングレコード株式会社ヴァント&ミュンヘン・フィルの90年代のライヴ録音。ブラームスでは明晰で格調の高い演奏が展開される。第1楽章序奏は速めのテンポだが、後はしっかりとした足取り。第4楽章のテンポの変化が絶妙。ベートーヴェンも引き締まった演奏。品格を感じる。
秋元順子が歌った「愛のままで…」の作者・花岡優平のアルバム。フォーク・グループ“音つばめ”以降、作曲活動をしてきた花岡だが、その歌声には演歌指向となった歌謡曲が失った都会派感覚の甘い哀愁が漂っている。ハワイアン・レゲエ調の「眠れぬ夜には」が異色だった。
元アリス・クーパー・バンドのキップ・ウィンガーを中心とするベテラン・バンドの、再結成第2弾となる通算5作目。北欧系のメロディック・メタルとはひと味違う、キャッチーながらウェットすぎないメロディと強靭なヘヴィさが魅力のサウンドは、これぞ王道アメリカン・ハード・ロック。
トミー・ハート率いるソウル・ドクターの5thアルバム。よりメロディックなサウンドを踏襲した内容に仕上がっている。ハイトーン・ヴォイスは本作でも健在で、歌メロを重視した正統派のサウンドを楽しめる。