音楽むすび | 2009年1月発売

2004年に米ベイシティで結成された激烈デスコア、グラインド4人組の2作目（2008年）、1作目（2007年）をカップリング。全編にわたって阿鼻叫喚のカオスな暗黒世界を展開。圧巻を通り越して笑いすら込み上げるブルータリティは、日本でも台風の目になること必至。

変態ヘヴィ・ミュージックをカマすカリフォルニアのバンドのセカンド。ロカストとコンヴァージが一緒になったようなカオティック・サウンドでもあるが、ヘタレた趣が憎めないポップ感が魅力だ。「wasted」は初期ブラック・フラッグのカヴァーで16、17、18曲目は追加曲。

1956年生まれ。ベテラン奏者のアグレッシヴな演奏が圧巻だ。20世紀前半に作曲されたドゥメルスマンとドビュッシー、近年人気が高まっているノレの「フリソン」まで、サクソフォン音楽の歴史をみごとに配置したプログラム。冴えたテクニックも聴きものだ。

前半はプーランクとフランセというフランスもの。後半はモーツァルトという明快な対照ある構成。フランスものの軽妙洒脱さを、そのままモーツァルトにまで持ち込み、美しい音色と機敏なアンサンブルによって、きわめて精彩に富んだ演奏を展開している。